五話「もう少し」
ガタンッ・・・。
「も、戻って来た?」
絵が、落ちている。
「・・・」
そのまま、部屋を出た。
【大変なのですよ! 隊長!
何故かって? 鳥達が、お腹を空かしているからですよ!
熊、狼、そして鳥。ついにここまできましたね。
まあ、ベッドで痛みは取れていると思います。
・・・。絵とか落ちてきませんでしたか?
言い忘れていたんですが、もしあの部屋の落ちてきた絵を見たら、すごく大変なことになるのですよ。
すみません・・・。
このステージは、壁がせまってくるので、転んだりしたらアウトですから注意してください。
あー、鳥はお腹を空かしていますけど、いままでみたいに襲ってこないので、安心して大丈夫ですよ。
さ、がんばってくださいね】
「え?」
さっきより、文字が多い・・・。
「はやく終わらせよう」
はしりだす。
あと少しで、いける・・・。
「うっ・・・」
だが、グシャと片足が潰れてしまった。
餌を、皿の中に入れた。
パタパタと、音を立てて餌を食べている。
霧の様に消えていく。
【どうも、私です。
さすが、隊長ですね。
怪我を治して、あげましょう。特別です。
よし、で・・・・。
次は・・・。よかったですね隊長、私が居ますよ。
長かったです。
・・・隊長!
私の命を生かすも、殺すも、あなた次第なのです!】
「おー」
やっ、やっと、ピエロを殴る事が出来る。
長かった・・・。
あー、チェーンソーが無いのが残念だな。
どこにあるのか・・・。
その時、紙が落ちてきた。
十二月二十四日
今日は、動物達と準備をしたんだ。
皆、楽しそうで良かったー。
騙されて何かかわいそうだけど、この問題をクリアしてくれないと、残念だけど手伝えないな。
よし、私もがんばらないと。
ねぇ・・・。
・・・何でこんな事するか? 私は、隊長に××と×××××××××やっているんだ。
最近日記を書き始めたピエロさん 三日目
ガチャと、ドアを開ける。
・・・。その部屋は、いままでとは・・・少しちがった。
私の目の前には、鉄格子の様な物があり、前には行けない。
少し先には、赤いマグマの様な液体が、ブクブクと音をたてていた。
そして、マグマの上には檻が、ユラ・・・ユラ・・・と、揺れながら吊るしてあった。
明日、新たに投稿するつもりです!