『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた シリーズ
『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた(2019年1月8日時点)【省エネ版】
『週別ユニークユーザ数(全体合計)』、週単位でどれくらい変化しているか疑問に思ったことありませんか? 今回は2018年05月29日~2019年1月8日の32週間分の期間です。
週別ユニークユーザ数(以降、WU数と表記)、それは悩ましい数字。
気になる皆さん、お待たせしました。
『2018年05月29日版』(※)から32週間が経過して、新しい集計値が取得できるようになったので、2018年05月29日から2019年1月8日までの週毎のWU数変化を見てみましょう。
今回も『省エネ版』と称している通り、WU数:100未満については『2018年05月29日版』の際の調査結果を元に、推定で算出していますが、ご了承ください。(調査時間短縮のため)
なお、書籍化作品予備群は独断で、『一般作品の中で、WU数が10000を超える作品』としています。
さてさて、今週もまたちょっと落ちて、三週間前と同じ水準まで減りました。新規作品数が多かった割にはWU数は伸びていないというのは、当たりがなかったのか、はたまたお正月ということで、小説を読む時間が取れない人が多かったのか……。夏と同様、コミケの時期と重なっても増減は見られないことから、創作系とは言っても、両方をかけ持つような人は多くないと言えそうです。
次は、連載中の作品群で、前回と状態変化があったものについて図を見てみましょう。
連載再開数が増えて、連載停止数が減っているという喜ばしい結果になりました。連載停止のほうの減り方も自然増減の範囲からはぐっと減った気がします。冬休み期間ということで、執筆する人が多かったのかもしれません。
では、今週は新作はどの程度、投稿されたのか見てみましょう。
連載(連載中)がどーんと増えて、余裕の合計3000突破となりました。それまで練っていた作品を、冬休み期間になって、投稿したとかそんな感じなのでしょうか。短編の作品数はあまり変わらない中、連載のほうだけ増えるというのは面白いですね。
という訳で、変化に焦点を当てた内容なので、ここまでというのがいつものパターンですが、今回はちょっとおまけグラフを作成してみました。
かなり雑なグラフですが、6月~8月の期間に新規投稿された作品が、半年ほど経過した時点でどうなっているのかを現した内容になります。個別の作品ごとに指定期間経過時の状態を追っかけるのは、手間がかかる割に、全体の傾向を捉えるのにそこまでする必要もないだろう、と判断しました。
グラフの通り、連載停止や削除された作品の割合の多いこと、多いこと。短編も含めると三割近くは削除されて姿を消し、連載作品のうち、5.45%はめでたく完結を迎えたものの、連載を継続しているのは11.38%にとどまり、それ以外は連載停止になってました。
誰でも走ることはできるけど、それなら誰でもマラソンができるかというとそんな訳がないという、まぁそんなお話ですね。
完結した作品を読まれたなら、感想を書くなり評価ポイントを付けるなりしましょう。
そして、連載中の作品の続きを読みたいと思うのであれば、感想を書くなり、評価ポイントを付けるなりするのも手です。読者からの反応があると、投稿してる人もやる気がでるものですから。
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投稿作品のジャンル別の比率や、WU数と作品数の内訳など詳細については、『2018年05月29日版』をご覧になってください。WU数:100未満まで全投稿作品の件数を数えているので、参考になると思います。
※『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた(2018年05月29日時点)
では、作者の皆様、今後も良い執筆ライフを。
読者の皆様、書籍化作品以外にも多くの素敵な作品がありますので、検索時に除外指定「書籍化」か「書籍」を使ってみてください。良い作品と巡り合えますように。
「書籍化」より「書籍」のほうがうまく除外できる気がします。
それと2018年12月04日に改定された検索機能の詳細指定機能をぜひ活用しましょう。「除外条件の指定」でチェックできる3点「長期連載停止中の小説」「ブックマークしている小説」「評価をつけた小説」を指定するだけでも、かなり新作(継続連載中)と効率よく出会えるようになりますよ。
どんな人気作品も、最初は一般作品から始まるのです。ちょっと読んでみようか、という読者の皆さんの行動があればこその人気作品化ですので、お暇な時にはぜひ一般作品群へも足を伸ばしてみてください。
評価、ブックマークどうもありがとうございました。
反応があると、投稿意欲もチャージできて嬉しいです。
今回はいつもの定番グラフ3つに加えて、半年経過した新規投稿作品の状態をグラフ化してみました。
書き続けるというのは、誰でもやれそうだけど、実はそうそうできることではないことが見えてきました。連載停止してる作品も、その理由が書籍化するからっていう目出度いものもない訳ではないんですが、それこそ超レア、指折り数えられる程度の作品数ですから、統計的には扱えません(笑)