表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/92

companion

twitter300字ss様、2016年5月のお題『匂い』で書かせて頂いたものです。

ジャンル:オリジナル

スペース・改行除く300字 



「ガスって本当は無臭なんだよ」


 まず最初はクロワッサンのサンドイッチ。皮がパリパリで、ちょっと大ぶり。

 挟んであるのはレタス。それとハムとチーズ。

 いいねぇ。素材の味が活きてますって感じで。


「だけど無臭だと漏れた時にわかんないだろ?」


 次はピロシキ。

 中にひき肉の餡が入ってる。やっぱ育ちざかりには肉でしょ。


「で、わざわざ付けてあるんだ。臭い」


 次は、と伸ばした手をぴしゃりと叩かれる。


「それと俺の昼飯を横取りするのと、どう関係あるんだ」

「だからさ、いい匂いには逆に引き寄せられるって言うか、」


 そいつはあんパンをくわえたまま溜息をつく。


「今度からお前の匂いがしたら逃げる」

「うわ、ガス扱い?」

「ガスよりたち悪い」




「companion」というのは、ラテン語で「共にパンを食べる人」と言う意味だそうです(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらの作品は他小説サイト様に掲載しているものもあります。
前書きにSTORIE様、PLiCy様でも掲載している旨の記載がある作品は
そちらで見て頂いたほうがわかりやすいかもしれませんので
リンクを貼っておきます。

STORIE様マイページ
PLiCy様マイページ
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ