表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/92

twitter300字ss様、2016年3月(第十九回)のお題『別れ』で書かせて頂いたものです。

ジャンル:オリジナル

スペース・改行・ルビを除く299字


※挿絵があります。




 挿絵(By みてみん)


「妖精が冬を追い払ったら、春になるんだよ」


 おじいちゃん家の書斎で、僕はりんに童話の1ページを指さした。


 花のドレスに身を包んだ少女が杖を振っている。

 杖からは光が溢れ、影のような黒フードが逃げ惑う。

 

 この黒フードが冬なのだろう。冷たくて暗くて嫌な感じだ。



「まだかな、春の妖精」


 カタカタと鳴る窓を見上げる。

 木枯らしが中に入れろ、と窓を叩いているようだ。


「春、好き?」

「と言うか、冬は嫌い」


 凛は、ふぅん、とだけ呟いた。




 挿絵(By みてみん)


「凛? 誰だそりゃ」


 おじいちゃんはそう言って目を瞬かせた。

 おじさんもおばさんも知らないと言う。



 薄桃色の花びらが舞い込む書斎で、僕はあの本を開いた。

 逃げていく黒いフードの下に、見覚えのある顔がいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらの作品は他小説サイト様に掲載しているものもあります。
前書きにSTORIE様、PLiCy様でも掲載している旨の記載がある作品は
そちらで見て頂いたほうがわかりやすいかもしれませんので
リンクを貼っておきます。

STORIE様マイページ
PLiCy様マイページ
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ