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知らない事

 長年にわたって時間と空間に関する研究を続けていたF博士だったが、当然の事ながら知らない事も山のようにあった。

 ラムネの瓶にガラス玉を入れる方法もその一つだ。


「なん……だと……これは空間転移装置を使って、ラムネの瓶にビー玉を入れたのではないというのか?」


「そんな訳は無いですよ博士。最初はガラス瓶の口を大きくしておいて、ビー玉を入れてから改めて口を狭めるんです。今じゃあ常識ですよ」


 B助手が得意げに説明をしたが、それで納得するF博士ではない。

 自分の眼で確かめるまでは信じないぞと、さっそくラムネ製造工場へ連絡をして見学許可を取った。


 そうして後日、意気揚々と工場へと見学に出かけた2人だったが、一通り見学を終えて工場から帰る時は真っ青な顔であった。


「まさかあの様な作り方だったとは……これはエルフ探しに応用できるかも知れぬ……」


「そ、そうですね。僕も驚きでした……巨乳サキュバスを見つける為には、あのぐらいしないと駄目かも知れないですね」


 工場の中でいったい何を見たのか、2人が他人に語る事は無かった。


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