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「霊媒一族のアキラス」

「「お久しぶりねぇ...アリアード♪」」

それは偶然としか言えなかった。

「ア、アキラス!!何であなたが居るの!?」

アリアードは少し怖がっている。

「ふふふ、それはねぇ、こうするために来たのよ」

言った直後にアキラスの宇宙船から砲口が出された。

「危ないわ!!逃げるわよ!!」

「な、何がどうなってるんだ!?」

天馬は状況をまだ理解していない。

「わ、私達もう死ぬわけ!?」

美鈴はお父さんの記憶を一時的に消してまで来たのに...とうんざりしている。

「いいえ。あなた達は絶対に死なせないわ」

アリアードは断言した。天馬達は何故かアリアードの言葉に安心を持っている。

アリアードの宇宙船は急に速度を上げた。アキラスの宇宙船に向かって。

「お、おいアリアード!!このままだとぶつかるぞ!!」

「大丈夫、ぎりぎりの所まで持って行きレーザーが出る直前に避けるわ」

アリアード自身かなり緊張していた。

「わざわざこちらえ近づきに来るなんて、お利口ねぇ」

アキラスは不敵に笑う。

「アキラス!!あなたに何があったのかはわからないけど今は戦ってなんていられないわ!!」

宇宙船が大きく揺れる。天馬達は自分達より宇宙船の方が心配になってきた。

「私に何があろうとあなたには関係ないわ!!やりなさい!!」

アキラスの合図に兵士らしき人達が発射ボタンを押した。砲口が光った。

「くッ!?このままじゃ...」

アリアードの宇宙船はぎりぎりまで近づく。

「発射!!」

大きな声が飛んだ。

「今だわ!」

アリアードは操作レバーを大きく曲げ宇宙船の軌道を大きくずらそうとした。

「くッ!避けきれない!?」

「わわわ!?どうなるんだよぉ一体!!」

天馬達は慌てて何かに掴む。

     バコォン!!!!

レーザーが何かに当たったのを確認した。

「しまった!?」

アリアードは急いで船体を見る。

「右翼をやられたわ!」

宇宙船は元々鳥の形をしていた。その形から右の翼を破壊されてはもうどうしようもなにのだ。

「なッ!?どうするんだ!!」

天馬達は大きく傾いている船体を必死に何かに掴んで耐えている。

「こうなったらどこかの星に不時着するしか手はないわね」

アリアードは操作レバーを頼りに船体の傾きを直す。

「ふ、不時着だなんて!?もし失敗したらどうするのよ!!」

美鈴はもはや死ぬ覚悟は少し出来ていた。

「失敗したら...終わりね。でも死なせないわ!!」

アリアードの断言には信頼が持てた。天馬達は顔を見つめあいまた何かに掴みなおした。

(アキラス...何故こうも変わってしまったの...)

アキラスは何故幼馴染なのに襲ったのか、天馬達はそんなことを考えてる暇は無かった。

「見えたわ!近くの星に不時着するわよ!!」

船体がまた大きく揺れる。

「くッ!操作レバーが!?」

操作レバーが地球でいう大気圏に入ったところで効かなくなってしまった。

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???」




「う、うぅぅ...こ、ここは?」

天馬は目を覚ました。目を開けるとそこは辺りがとても重い空気だった。天馬は辺りを見渡した。

宇宙船が見つからない。爆発したのなら天馬はもうこの世にはいないはず。爆発してないから天馬はここに居る。だから右翼が壊れた宇宙船が何処かにあるはずなのだ。

「うえ...何か臭ぇな...」

そこは異臭が漂っていた。

「美鈴とアリアードは何処にいるんだ?」

天馬は鼻をおさえながら歩き始めた。

天馬は歩いていると何かが落ちているのを発見した。

「ん?何だ?あれ...」

何かはわからなかったが近づいてみるととても臭いというのはわかった。

「!?」

それは死体だった。目はえぐられている。腹もスプーンでほじくった様に穴が空いている。

「な、何だこれは...」

天馬は驚いている。無理もない、地球でもこんなにひどい死体は見ないのだから。

さらに天馬は良く周りを見ると同じような死体が転がっていた。

「な、何なんだよこの星はぁ...」

「とにかく早く二人を探さないと」

天馬は小走りになった。

「空暗いなぁ」

アリアードと最初にあったときの空に似ていた。すると天馬はあることに気づいた。

「何か聞こえる....」

最初は何を言っているのかわからなかったがだんだんはっきりと聞こえてきた。

(出て行けぇ、出て行けぇ)

「?何だ??」

何処から発しているのかわからない。

「っと」

天馬は何かにぶつかった。何か人にぶつかった感触と似ていた。天馬は振り返ると

「なッ!?」

そこにはさっき見た死体が立っていた。

「な、何なんだよ!!もう死んでるんじゃねぇのかよ!?」

(消えろぉ、消えろぉ」

不気味な声が聞こえる。発信源はこの死体達だった。天馬は慌てて後ろにさがった。

「く、くそッ!何なんだよ一体!」

天馬は逃げた。しかしスローではあるが死体達は天馬を追いかけてきた。

(殺せぇ、殺せぇ)

目が片方無い分さらに恐怖が増してくる。そして天馬は何かに掴まれこけた。

「ってぇ!!な、何だ?」

見たら地面から手が出ている。

「う、うわぁ!?っくそ!離せ!!」

天馬は必死にもがく。追ってきた死体達に追いつかれてしまった。

「くッ!もうだめか...」

天馬は覚悟をして目をつぶった。

「「アリアードの矛よ!姿を現せ」」

何かを唱えている声が聞こえた。

「う、何だ?...」

天馬が目を開けると死体達はいなかった。そして辺りを見ると小さな少女らしき子が立っていた。

「ア、アリアード!!お前無事だったのか!?」

「それはこっちの台詞よ。私が無事じゃないはずあるわけないじゃない」

アリアードは心配してほっとしたのか笑った。天馬も安心して笑った。

「っで?お前この死体達何処やったんだ?」

「ええ、浄化したのよ。私の剣は浄化もしてくれるのよ」

「じょ、浄化!?こいつら幽霊なのか!?触れたぞ」

天馬は幽霊なのに触れるということが理解できなかった。

「ええ、幽霊と言ったら幽霊なんだけどねぇ...これは妖怪なのよ」

「妖怪だって!?」

天馬は驚いた。

「あなた聞いたことあるかしら...今の妖怪は<ゾンビ>よ」

「あ、あぁ図鑑で見たことあるぞ。確か...<生ける死体>だったか...でも妖怪なんて信じなかったからなぁ」

天馬は妖怪は信じないが、幽霊は信じる派だ。

「でも何で妖怪がいたんだ?」

天馬は少し気づいていた。

「霊媒一族の仕業よ」

「やはりか...ということは...」

天馬は他にも感ずいていた。

「さすがに感ずくのが早いわね、そうよこの星は廃星で霊媒一族に占拠されているわ」

「じゃ、じゃあどうやって脱出するんだよ!!」

天馬は焦った。

「そうねぇ...宇宙船も壊れているしねぇ...とりあえず美鈴を探しに行きましょ」

「あッ!そうだよ美鈴は!美鈴は何処だよ!?」

「私も二人を探していたらあなたがゾンビに襲われてるのを見つけたってわけよ。だから私もまだわからないわ」

アリアードも困り果てている。

「くそッ!こうしている間にも美鈴が俺みたいに襲われてるかもしれねぇ!急いで探そう!!」

天馬は拳を地面に叩きつけながら言った。

「そうね。急いで探しに行きましょう」

二人は走った。

(待ってろ!美鈴!)天馬は自分の心に美鈴は大丈夫だと言い聞かせる。

後書きっているのかな?と最近思うようになってしまいましたww。

活動報告に書けばいいのでは?と思うのでそちらに書きたいと思います。それではッ!ノノ

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