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作者: 双魔

別れは突然だった。

彼は私を置いて行ってしまった。

昨日まで普通に会って普通にさよならして、いつも通りだった。

彼は一通の手紙と花の植木鉢を置いていった。

彼は夢だけを連れて消えてしまった。

あの並木道を二人で歩く事も……あの口笛も……あなたの優しい声も聞く事もできなくなった。

握った手にわずかな温もりだけ残して消えてしまった。


そしてあの別れからいくつもの時が流れた。

時間の波は私から彼の面影も手の温もりもすべて奪って行った。だけど私はあの植木鉢の、一度も咲く事のない花の世話を忘れた事はない。『花が咲いたら……』

あの手紙も今ではどこかに消えてしまった。でも内容は忘れることもなく、ちゃんと今でも覚えている。

『迎えに来るから』

彼はもう戻ってこないかもしれない。

私の事も花の事も全部置き去りにして夢と逃げたのかもしれない……もしかしたら別の女と結婚して子供もいて仲良く幸せに暮らしているからもしれない。だけど私は待っている。

なぜかって?


だって


だって


花はまだ咲いていないのだから。


だから私は彼を待っている。


そして今日も私は花の世話をします。


咲くまで永遠に……


〜あとがき〜

この作品が初投稿っと言うことになります。

感想とか来れたら、これからの励みになりますんでお願いします

もちろん駄目出しも大丈夫のでドシドシください。

それでは見てくださった皆様、次回作!?で会いましょう


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― 新着の感想 ―
[一言] 話は結構良いです。表現も素晴らしいと思います。 ただ、少しテンポが早いですね。 単調な感じなら単調を目指し 描写的(?)ならそれを目指す。 なんだが中間に立ってしまいやや読みずらい作品でした…
2007/08/13 23:40 退会済み
管理
[一言] いい話だと思います。こんなくらいの短編あたしも書きたい!!です。あたしが書いたやつも見てください。んで、アドバイスしてください。お願いします。りぃこの作品読んでください。感想、待ってます。
[一言] 最後がもっと前向きに終わるなら良かった。
感想一覧
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