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落ちこぼれが最強に挑む話  作者: ユウキ±


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7/7

苦難の道だとしても

私の種族は特殊な種族だ。

 まだこの世界が異世界に繋がる前の話。

 私の種族は元々、この世界の住人ではない。

 元々私達英霊は異世界、リグルス大陸という世界の住人だったそうだ、

 魔力の溢れた世界で私達は勇者や人類側と魔王を倒す秘策として契約し、共存していた。

 しかしある日、人類は魔王に敗北し精霊を殺すようにと命令を受けた。

 私達はそれを人類の仲間にそれを聞き、精霊王の決断でこの世界に来たそうだ。

 私が生まれ少し経った頃、精霊についての教育を受けた。

 精霊という種族についてやどうあるべきかと色々精霊の現状や歴史などを教えてもらった。

 そして私は精霊校を卒業し、両親と共に旅をすることになった。

 精霊の世界だけでなく、この世界を知れと精霊王は商会を起こし精霊は各国を回るという王なりの目的を示していた。

 そして私は旅をした。

 初めての事で緊張していた。

 そして二人に出会った。

 守と彩花、お互いに私と同年代かと思った。

 だが、私とは50年以上差が開いていた。

 私は58才で2人は8歳だった。 

 まぁ、私の見た目の方が二人より見た目的には私の方が下に見られるらしいけど。

 私達精霊は人族と少し違う。

 一定以上、人で言う20代くらいまでしか年齢はあまり変わらないのだ。

 まぁ、人より成長過程は遅いのだけど。

 両親が私の設定は七歳としていたので、村でそのように振る舞った。

 そして私は彩花は彩花、守をお兄ちゃんと呼ぶようになった。


「ねぇ、二人は将来何がしたい?」


 なんでこういう話になったんだっけ?

 覚えてないけど、私がこう話したのがきっかけだった。

 二人は不思議そうにこっちを見ていた。


「将来?」

「うん、二人はどうしたいのかなって」


 人族の寿命は短い、だから出来る事は限られているので興味があったのだろう。

 彩花が手を上げる。


「私、冒険者になりたい!! 冒険者になって困ってる人やこの村を守っていきたい!!」


 純粋な瞳で彼女は言う。

 そんな良いものじゃない、冒険者なんて……。

 私は冒険者ギルドに登録はしてある。エルフとしてね。

 だから冒険者というのがどれほど金に汚くて、クズみたいな奴が多いかも知っている。

 

「そう、なんだ」


 その言葉に続くように守が続くように声を上げる。


「僕も、もし出来るなら三人で冒険がしたいかな。 危険な事もあるかもしれないし、苦難もあるだろうけど、三人で楽しく冒険がしたいな」


 照れくさそうに頬を書きながら、彼は言った。

 二人は期待に胸を膨らませていた。

 それを見て私は心配だった。

 

「恵令奈はどうなの?」

「私には商売があるからさ……」

 

 まぁ、私には出来ないだろう。

 私たち精霊は見た目が変わらないので契約したい人以外とは共に過ごしてはいけないのだ。

 

「なら僕と君と、彩花の三人で、君と商売しながら旅をするのはどうかな?」


 お兄ちゃんは提案してきた。

 私にとってはこの人達と旅はしたかった。

 だけど、私は精霊だ。

 彼らと共に生活すれば、いずれ私より先に死ぬ。

 それは、やだな……。

 二人より長く生きるのは辛い。

 精霊が人族に関わらないのはそういう事だったのだと、あらためて思い知らされる。

 

「恵令奈?」


 彼が心配そうにこちらを覗きこむように見てくる。

 私の心を見透かすように、彼は心配そうに見つめてくる。

 彼は初めて会った時からそうだった。

 人の機微に敏感というか、とにかく私や彩花が困っていると心配してくる。

 お節介というかなんというか自分より他人を優先してしまうようなそんな危うさを感じてしまうのだ。


「何でもないよ」


 断る理由などない、だけど断らなくてはいけない。

 だから私はこういった。


「じゃあさ、セイリオス学園で2人で有名になったら一緒に冒険しようよ」


 これは中々どうして、自分でも無理難題を押し付けた物だと思う。

 セイリオス学園は他の学園に比べて超エリートが通う名門校だ。

 固有、その他の素質様々な適性を経て入学する。

 入るのも至難の場所に加え、あそこは容赦なく生徒に退学を進める。

 入学しても地獄だと、知り合いの精霊は話していた。

 無茶なのはわかってはいる。

 二人でも入学するのは厳しい道のりだろう。

 正直、運といってもいい。

 彩花は合格するのは可能ではあるだろうが、問題はお兄ちゃんだ。

 彩花の能力は強力なのは目に見えているが、お兄ちゃんはイマイチな能力だ。

 なんでも、七秒間自身を強化する魔法だと聞いた。

 使えない能力、特に七秒間なんてあっという間だ。

 彼が受かるわけない。


「それでいいのか?」

 

 そう言い放つ彼の視線は希望に満ちていた。

 理解できなかった、彼の状況でこんなこと言われれば普通は苦笑いを浮かべるか諦めるというのに彼は笑っていたからだ。

 


 



 

 

 

 


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