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【プロットタイプ】食ってけるかは別の話

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

そうはならない。そうはならなかったんだ。

って言う気持ちなんですよ。

鏡花の心情。

すっげぇ苦しそうに、『嘘言ってんじゃねぇ!!』って気持ちなんですよ。

世の中には沢山の夢がある。その夢は貴方が望めば叶えられるものである。ただしかし、其れで食っていけるかと言われれば全く別の話である。


動画を漁っていると、YouTuberの話が流れてきた。経験者が後輩に向けて語る言葉はやはり相応に重く、相手に伸し掛る。

やめとけ。そんな理想的なものじゃない。やるなら考えて。そんな意見が立ち並ぶ中、やはり考えてしまうのは、一つの事である。

「あのさ、夢を叶えるのって存外難しい事じゃないんだよね」

そう。そうなのだ。何もYouTuberだけじゃない。声優や役者、芸人だって、ある程度の手順さえ踏めば成れてしまうと思っている。ただそれで貴方が食べていきたいと称するならば、また違ってくる。

「自分の話を読んで欲しいなら、こうやってネット小説サイトに投稿すれば良い。でも多くの人はそうじゃないじゃん? 純粋じゃ……」

そこまで言いかけて、私は口を噤んだ。今、私は絶対に言ってはいけない事を言った。殴られてもおかしくない話だ。だから瑠衣が拳を握り締める前に、自分で自分の頬に平手を打つ。パンっと乾いた音がした。

「ごめん……。すっごいクソみたいな事言った。忘れなくて良い。恨み続けても良い。それぐらいの事を言った」

でも……一体どれだけの人々が、自分に純粋に事を成しているのだろう。売れる為、食べていく為、一体どれだけの人々が、信念や理念を捻じ曲げて、作家になっているのだろう。

その思想は私達から掛け離れたもので、絶対に受け入れられないものであった。

「『好きだから仕事にしたい』なんて奴は山程いる。ただ……そういう奴の大半は、『好きなことして食べて行きたい』という奴ばかりだ」

そんな大層な夢が叶えられる程、世界は甘くないんだよ……。だから……。

「『言葉を間違って使うんじゃねぇ』って言いたいんだろ。『作家になりたい』んじゃない。『好きな物だけ書いて食ってきたい』って率直に言って欲しいんだろ」

ギリギリと歯噛みする音だけが周りに木霊した。瑠衣はその様を見て、大きな溜息を吐いた。

「夢は純粋だ。だが……幾らなんでも甘過ぎる。夢叶えてぇなら、もっと強欲でいろよとは思う」

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


世の中、作家になりたい。YouTuberになりたい。声優になりたい。芸人になりたい。

様々な夢があります。


貴方が望めば簡単に成れますよ。

小説は自費出版ありますし、他は養成所を抜ければ立派な役職だと思ってます。

だから成りたいと望むなら、成れますよ。


それで食べて行けるかは別の話ですが。


大体、『〇〇になりたい』と言ってる人は、『なりたい』訳では無いんですよ。『その道で食べて行きたい』という事なんですよ。


そこを履き違えて欲しくない。

絶対に履き違えないで欲しい。


なんでこんなに強く言うかっていうと、物書き故に言葉に拘る以前に、夢ならもっと具体的じゃないと叶えられないと思っているから。

甘くないんですよ。『その道でやってく。食べてく』って言うの。


『なって満足じゃないじゃん。嘘つくなよ。好きなことして食べてきたいんでしょ?』


でもその経過で様々な物を失うんですよ。

売上出さなきゃ切られるし、自分の好みよりも相手の子のみを優先しなきゃいけない。

信念も理念も曲げてやらなきゃ行けない。

『ただ好きだから』なんて純粋な気持ちで書いてる人、殆ど居ないと思います。


『それでも「食べてきたい」って言える?』

そう言えるならば、安心だけど、

『「こんな筈じゃなかった」って言わない?』

もしもその言葉が出たのなら、貴方は逃げの為に夢を見ているのに他ならないよ? 甘えでしかないんだよ。

という鏡花と瑠衣の意見。


だからこの二人、辞めたんですよ。作家になるの。

自分の信念曲げてまで、金貰ってやることじゃない。

読んで欲しいならネットで投稿すれば良い。


※そういう作家さん、沢山居ますよ。

『大衆向けにした結果、私が好きなこの子達が変わってしまうならば、絶対に商業やらない』

『私がこの子達を守る』

って言う方。


『自分の理念、信念を抱えて、全て小説にして、それらが本になって、万人にウケて、心に刻めればどれだけ良いだろう。

そうはならない。そうはならなかった。だから苦しくて仕方ない』

という血涙の叫びです。


『綺麗事言ってんじゃない』というのが、忙しい人の『食ってけるかは別の話』です。

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