登場人物紹介④ザーラ
【この物語における設定】
・1423年生まれ。物語開始時点(1440年1月)で17歳
・オットー一世の私生児。母はボヘミア生まれのシャールカ。シャールカはザーラ出産後に亡くなっている。
・シャールカ亡き後、オットーの家来でアウクスブルク近郊に領地を持つ騎士ハインリヒ・フォン・レヒフェルトの養女に。これは、当時、ボヘミアのフス派の蜂起に対して十字軍が結成されるとの噂が流れており、その状況下でボヘミア女性との子を認知することに対し、家臣団から強い反対を受けたため。
・レヒフェルト家では、倉庫の鍵をこじ開けたり、かなり自由に育った模様。
・12歳の頃から、アウクスブルクのバウマン・ラスト師に師事し武術を学ぶ
・15歳の時、オットーの子として認知され、生い立ちの秘密を知る。父オットーに強く反発し、ハイデルベルク城とは距離を置き、月の半分ほどはニュルンベルク郊外に用意された寮で寝起きする。この頃より一層武術に打ち込み、男装を始めた。
・一話の事件をきっかけにパウルス・カルの道場に通うようになる。剣術はアウクスブルクの流儀を強く残したままだが、ヨハネスから投てき術を学ぶ。いずれ手持ち砲術を習得予定。




