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私の魔法

7話目です。

楽しんで頂けたら幸いです。

瞼を開く。眠っていたような感覚はなく、頭は冴えていた。体を起こし、「目的」の方を見る。


「私の魔法は、攻撃の魔法じゃない。」


だけど、使いようはいくらでもある。


状態異常回復(キュアー)!!」


一声で、魔法にかけられていた人形たちはただの物になった。状態異常回復(キュアー)は、魔法を始めとするあらゆる外部から与えられる刺激を遮断する魔法。制限はあるが、弱い魔法なら解除できるらしい。


「ちょっとあなた!私のお人形ちゃんに何するのよ!!」

「そっちこそ、私に何してくれてるのよ……!」


怒りの矛先に睨まれている。攻撃されたらどうすることもできない。そうしてる内にも少女が杖を振り、炎の塊が向かってくる。


「危ない!!」


危機一髪のところで火の玉は散り散りになった。お兄ちゃんが、助けてくれたんだ。


「お前、避ける動きくらい見せろよ……」

「ごめん……」


流石にあの無抵抗は良くなかったか。最悪一発くらい食らっても殴ってやるという勢いだったのだが。


「あらあら、楽しそうなお話ね、私も混ぜて……


くださらない?!」


さっきの火の玉が再び現れた。それもたくさんで、とてもじゃないが避けきれるとは思えない。

同じ様に火の玉がこちらを目掛けて飛んできた……が、同じく飛んできた氷の塊が火の玉にぶつかり、相殺された。今の魔法は……


「僕が相手だ。」


ハル君が鞘から剣を抜く。切っ先に冷気が集まり、刃が凍てついて行く。


氷結剣(フロストソード)!」


剣が相手を掠め、当たった部分から凍っていった。


「う、動けない……!」

「とりあえず、集会所まで来てもらうぞ。」

「…………」




最後まで読んで頂いた方、誠にありがとうございます。

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