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間違い

「良い奴っちゃ良い奴なんだけど頭のネジ30本は外れてんだよな~」

そう言ってるとまた通知が来た。

「また綾人かよ…え⁉八重木さん⁉」

八重木さんのメッセージに興奮した俺はすぐ返信しようと文字を打った。

「よろしくってきてるからこっちもよろしくでいいか…うわ!やべっ!」

興奮していたせいか間違えて通話ボタンを押してしまった。

「…もしもし。」

(やべー八重木さん出ちゃったんだけど!)

「もしもし、ごめんなさい、間違ってボタン押しちゃいました!」

「あ!そうだったんですね!全然大丈夫ですよ!」

「すみません!じゃあ切ります!」

「…あー!やっちまった!全然大丈夫とは言ってたけど、絶対変態だと思われただろ!」

八重木さんとの電話を切った後、通話ボタンを押したことを俺は後悔した。

「まあいいか、もう今日は寝よう…」

少し落ち込みながら、俺はベットがある自分の部屋に向かった。

「もし今日何か夢を見たら、それが現実で本当になるってことだよな。」

ベットに入って寝ようとした時、ふとそんなことを思った。

「なんかそう思うと、寝るのが楽しみになるな。」

そんな少しわくわくした気持ちで、俺は眠りについた。

「悠ちゃん、おっはよ!」

綾人が集合場所に来る。あの、スマホを落とした時から一週間経つが、あれ以来夢を見ることはなかった。

「おはよ、じゃあ行こうぜ。」

こんな感じで、いつも綾人とは一緒に学校に行っている。

「ちょっと気になったんだけど、悠ちゃんの家ってどんな家なの?」

「別にどこにでもある普通の家だよ。」

(そういや、由利が綾人と会いたいから、家に連れてこいとか言ってたし、一様、家来るか聞いてみるか。)

「だったら、家来る?」

「え?いいの⁉よっしゃー!」

「なんか、俺の妹が会いたいって言ってたし。」

「悠ちゃんの妹が⁉なんでなんだろう?」

「ま、まあ理由は分からないけどな。」

(イケメンだから会ってみたいだなんてとてもじゃないけど言えないな…)

「じゃあ、今日の学校帰りの時に、そのまま悠ちゃん家に寄るよ。」

「分かった。」





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