スクワレルドアのためのスクワレルゾーン
意外と知られていないけど。
スクワレルドア! それこそが筆者たる私が目指している理想である。
これによりみなが救われる……かどうかは知らないが、とにかく未来の到達点への扉である。
このスクワレルドアの編纂、それこそが現代文化を担う者たちすべての任務であろう。
願わくは誰もがこのスクワレルドアに接してほしいものだが、みんな忙しいうえに現代人。文化の多様化によって拙作のスクワレルドアの希少価値は薄れ、取るに足らないものとして捨て置かれることが明白なのがまことに歯がゆい。
とはいえそれはあくまで筆者の拙作に限ってのこと。スクワレルドアは今世紀に入ってから急成長し、文明世界の礎となっている。
危ぶむべきは、スクワレルドアにはスクワレルゾーンが時として往々につきまとうことである。特にブラックなものに対しては、そのスクワレルゾーンが極めて高くなる。
スクワレルゾーンを冒してまでこのスクワレルドアの謎に挑んでも、スクワレルどころかすべてを失うかもしれないのだ。一例としてはスクワレルタイガー。留意すべきである。
そんなスクワレルそのものは、これまた前述の公星や剣歯兎の遠い親戚である。生態としては、草地ではなく樹上生活を日常とすることで知られている。
能力的には、スクワレルに特に悪い噂は利かないが、秀でたところもない。しかしその愛らしさ故、女性には特に人気であろう。
スクワレルは常食とするものが草ではなく主に種か木の実類か葉なので、前述の草地の縄張り争い、ハンムラビ法典の血なまぐさい戦争の歴史とはどうやら無縁らしい……しかし、だからスクワレルと呼ばれているのかは定かではない。
スクワレルに関する情報はいまだ未整理である。かつ、スクワレルドアの編纂に至っては、人類の英知を結集する必要がある……たとえ、前述のホースディアに類することであれ。
情報をご存知の方は提供を願いたい。スクワレルドアは成長を続けるだろう。
一部食用にもされているとか。(^^♪