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隔世遺伝  作者: 播磨王65
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3話:高校受験で無事合格

そして、2月の受験日に、上がらないように、落ち着く頃を心がけて受験会場に入った。そして、とにかく、早く、回答を書いて、見直す作戦で試験に臨んだ。思い通りに2回、答えを確認できた。3月上旬の合格発表の日、両親と共に平沼高校へ出かけると、受験番号を見つけて。ほっとした。そして、家から、学校まで30分で通うようになった。一方の吉崎君も合格したと連絡が入り、京浜急行、黄金町駅から橫浜駅まで一緒に通い、池墨は橫浜駅から徒歩10分、吉崎君は、バスで10分で高校へ着いた。そして、池墨は、吉崎は、家を7時半に出て、橫浜駅に8時までにつき、学校に8時半前に入る様になった。そして、高校一年になると、吉崎君と自転車でサイクリングを楽しんだ。


 5月3日、握り飯とおかずを弁当箱に詰めてもらい、朝7時に黄金町駅前で待ち合わせて、まず、浦舟の橫浜市立大学付属病院を抜けて磯子方面に走った。16号線・横須賀街道を左折して、金沢方面に向かった。日本一の日本石油、根岸製油所を経て、京浜急行沿いを南下して、金沢文庫、金沢八景、追浜へ行き、追浜駅近くの公園で軽く一休みして水筒の水を飲んだ。その後、横須賀方面へ走り始め、田浦当たりからトンネルなどが出て来て走りにくくなり車に細心の注意を払い慎重に走り、しばらくすると横須賀の町に入り、海の近くの公園で再び、休んで、少しお腹が空いたので、握り飯と、卵焼きを食べた。


 その後、また、自転車で南下し始めると、三浦半島の山間部に入っていき、衣笠を抜け、ひたすら走り続けると三浦を三崎に入った。しばらく行くと城ヶ島入り口と書いてあるところを左折して、すっ飛ばして行くと汐の香りがして、やがて、城ヶ島大橋に入った。そこを渡り終えると城ヶ島に入り、左折し、商店街を行くと、城ヶ崎灯台が見えて、そちらに向かうと、城ヶ崎灯台公園の看板が見えて、言って見ると、城ヶ崎灯台と荒々しい磯に打ち付ける波しぶきが一望できた。そこで、一休みして、昼食をとって、多くの写真を撮って来た。城ヶ島で約1時間ほど散策して、来た道を戻っていき、横須賀の町で喫茶店に入り、温かい物を飲んで、家路を急いだ。途中、磯子で一休みして、午後15時に自宅に帰ってきた。体は疲れたが、爽快な気分で気持ちよかった。


1976年6月15日、日曜、池墨が父方のおじさんの結婚式に招待され、両親と、結婚式場のホテルニューグランドに出かけた。外観は、よく見ていたがホテルニューグランドに入るのは初めてで、異国情調があり、洋風で階段も素敵だし、風格が素晴らしかった。そして披露宴会場に入ると、すぐ前に、海が見えて、壮観。洋風料理も旨かったし、珈琲が苦み走って、本格的と感じた。披露宴は、特に、何も感じいなかったが、参加さも、みな着飾っていた。披露宴が終わると、両親がこんな機会、めったにないからと、ホテルの中庭を散歩して、写真を撮った。また、1回の出口の周りに、素敵なスカーフやネクタイがいくつも置いてあり、値段は高いが、良いものばかりが陳列されていた。


 結婚式の帰り利、せっかく来たのだからと、元町通をぶらついて、ポンパドールのフランスパンや菓子パンを買って帰った。母が、スタージュエリーの宝石を見たわと言い、店内に入ると、高そうな時計や宝石の数々が陳列されていた。そして、母が、「お父さんが、私に、結婚を申し込んだときに、婚約指輪を買ってくれたのよ」とぽつりと言った。池墨伸介が、「俺に、もし、大金が入ったら、母にプレゼントしても良いよ」と言うと、「気持ちだけでもうれしいわと、笑った」。そして、公務員住宅へ帰っていった。この経験で、池墨伸介は、成長したら、大きな金を手に入れたいという気持ちが一層強くなった。

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