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僕とキミの多目的室  作者: 永井 勇樹
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勉強会1

和人が友香の誘いを受けた日から休日を挟んだ月曜日。

今日と明日の2日間は形容詞、動詞の活用の仕方について和人は友香に教えてもらう予定だ。

学校の授業が終了した後に多目的室に行くと今日は友香が先に来てた。


「ごめん、待たせたかな?」


「大丈夫、私も今さっき来たとこ。」

和人の質問に返してくれる友香。


「じゃあ、今日と明日の火曜日は動詞、形容詞の活用形。水曜日と木曜日は漢文の重要点を重点的に教えて、金曜日は簡単なテストをするから。」

友香はそう言うと、基本的な一般語句からしっかりと教えてくれた。

友香は学力が優秀なだけでなく、勉強の教え方も上手く、たったの2日間で応用的な活用もほとんどできるようになった。

そして、水曜日。


「今日と明日の木曜日は漢文を教えるので分からないところがあったら聞いてね。」

友香はどの教科でも教え方が上手いのかは分からないが、少なくとも古典の教科に関しては教え方が上手く、水曜日と木曜日の2日間で漢文に関しても、応用や文字の意味までしっかり分かるようになった。

この4日間で友香の勉強の教え方が上手いことをよく分かった和人は素朴な疑問を持ち、友香に聞いた。


「西川さんは、卒業したら先生とかになるの?」


「うーんとね、まだ分からないんだよね。将来何になるかはまだ考え中。でも、先生にはなろうとは思ってないかな。」


「なんで?こんなに教え方が上手いのにもったいないよ。」

そう言うと、友香は嬉しそうに照れた後に、


「明日のテストで古文と漢文の問題をそれぞれで8割以上取れたら教えてあげる。」

そう言ってきた。


「言ったからね。俺がそれぞれ8割以上取ったら、教えてもらうから。」

和人はそう言うと、今日の勉強のお礼をして帰ることにした。

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