その閑話、必要?
この回は、愚痴が多いかもしれません。
個人的な嗜好なので、気にしないでもいいと思います。
新規投稿された小説を読んでいて思ったことを1つ。
まだ始めて30話も経っていない小説で、ところどころ閑話が入っているものがある。
閑話って、物語を補強するためか、お遊び要素としてあるものだと考えている。
始めたばかりなので、世界観を理解してもらうために閑話を入れているのだと思う。
だけど、世界観の説明から入って、物語まで読み進められることができるだろうか。
有名な「指輪物語」も初めに文庫1冊分近い量の世界観の説明がある。
私はホビットの説明の部分で挫折した。
結果、本編は読んでいない。
※私は本は1巻から順に読むタイプ。途中からとか意味わからん。
あれは無理。
理由は世界観の説明は物語内で行うべきであり、それが作中で説明できないのは、作者の力量不足だからだと思う。
せっかく「タイトル」や「あらすじ」で興味を持って読んでくれた、なのにストーリーは一向に進まない。
読むのをやめる原因になりかねない。
世界観の説明が終わるまで読者は待っていてくれるだろうか?
たぶん、待っていてくれないだろう。
なぜなら他に沢山小説があるからだ。
他の小説を読んでいるうちに忘れ去られてしまうか、切り捨てられてしまう。
「指輪物語」が大Hitした理由の一つに、同じようなファンタジー小説が多くなかった、というのがあると思う。
現代日本で、同じように世界観の説明から入る壮大なファンタジーがあったとして、どれだけ売れるだろうか。
私見だが、ニッチな需要しかないと思われる。
アニメ化、ドラマ化、映画化はするかもしれない。
だけど、本はあまり売れないだろう。
売れても読み切らずに諦めて中古書店に売られるだになるだろう。
ブームになっているなら高く売れるのだからなおさら。
それは作家として本望だろうか?
結果的にお金は入ってくるかもしれない。
けど、自分が直接手掛けた小説は売れない。
小説家といえるだろうか?
言えないと思う。
小説家ではなく、脚本家の領分だろう。
では、なろう小説家として、どうするべきだろうか。
いくつか方法があると思う。
・作中に少しずつ混ぜる。
・少しずつあとがき風に末尾に記載する。
・世界観の説明が必要のない作風にする。
小説家としての力量を問われる部分だろうと思う。
だが、是非頑張ってほしいものである。
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結論。
世界観の説明は程々に。
作中に混ぜるか、少しずつ末尾に記載する。
※本編が減っては本末転倒なので、その分増量する必要があるかもしれない。