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VRMMOの旅詩人  作者: 鶏久
3/3

#03 見習い冒険者

出発してから10分くらい歩き続けていると噴水が見えそこに居る知人を見付けた。

私はそこに急いだ。


「哀、迷」


「笑ちゃん!きゃー可愛い!羽着いてる!しかも黒!」


「ワラだから」


「私達はソウとマイだよ!」


「3人共、変わってない」


「じゃあ早速フレンド登録しよう!」


メニューを操作してソウとマイとフレンド登録した。


「アンタ達、もうLv5ってどうなってんの?」


「ボス倒したんだ、ここに来るまでに!」


「…早すぎでしょ」


「フレンド登録もしたし、早速冒険者組合に行って冒険者登録しようよ!」


「そうね」


「うん」


冒険者組合へ行って冒険者登録した。

すると何故か私だけ"見習い冒険者"となった。


『Lv5になれば正式な冒険者となることが出来ます。』


「…じゃあLv5になったら来るわ」


『そうして下さい。』


そして冒険者組合を出た。


「じゃあ私達一回ログアウトするね!また夜から遣るからそれまでにLv5になっていてくれると嬉しいな!」


「…はいはい。じゃあまたね」


「うん!」


「また」


二人はログアウトしていった。




▼▼▼




「さてと」


私がまず向かったのは歌や楽器を練習出来る場所。

しかし使用料金800Lで300L足りなかったので諦めて本屋に行き一冊の本を購入した。その後、魔法を修得出来る所へ行った。

どうやら教会で修得出来るらしい。


教会の中にある中央の祭壇の上に立つと自分の体が光った。そして黒い靄のようなものが私を包み、私の体の中に入った。


―魔法【闇属性魔法/1】を修得しました。―

―使用魔法は[火魔法][雷魔法][闇魔法]の3種魔法になります。―


メニューを見てみる。



 魔法

 【闇属性魔法/1】

  [火魔法]:ファイヤー…炎を出せます。

  [雷魔法]:サンダー…雷を出せます。

  [闇魔法]:ダーク…敵を状態異常状態にします。



魔法の欄が出来ていてそこには闇属性魔法が入っていた。そしてAPが2減って6になっていた。


魔法を修得出来たので教会を出た。

歩いていると同じ鳥人を見付けたので話し掛けてみた。


「すみません、ちょっといいかしら?」


「え?あ、私ですか?」


「ええ」


「何でしょうか?」


「貴女、鳥人よね?それどうやって飛んでるのか聞いていいかしら?」


「どうやって飛ぶか…ですか?えっとですね、羽に魔力を込めるんです」


「羽に魔力を込める…」


「はい」


「こういう事でいいのかしら?」


集中して羽に魔力を込めてみた。すると羽が光り、足が浮き体が浮揚した。


「あ!そうです!凄いです凄いです!!えっと…」


「ワラでいいわ」


「ワラさん!私、マーチって言います!宜しければフレンド登録して下さい!」


「それはこっちからもお願いしたいわね」


そしてマーチとフレンド登録した。



―スキル[空中飛行Lv2]になりました。―

―フレンド通信にマーチが追加されました。―



「あ、私そろそろ。でもまた連絡しますので!」


「ええ」


マーチと別れた後、私は今度飛び方を教えて貰ったお礼をしようと思い、飛んだまま空を散歩した。

すると鳥系のモンスターが向こうからやって来たのでランスを構えた。


「もうちょっとスピード出したいわね…」


そうすれば勢いに任せて倒せるのにと思った。

でも羽に魔力を込めただけで飛べたのだからもっと魔力を込めれば早く飛べるかしら?

そんな事を思い、実行してみた。

羽に魔力を込めて


…もっと速く…


と念じながらするとスピードが上がった。

急にスピードが上がったので敵モンスターはビックリしていた。隙だらけの敵モンスターを倒すのは簡単でただランスを持っていただけで敵モンスターに貫通し、倒せた。



―アビリティ【ランス使い/3】になりました。―

―スキル[貫通Lv1]を覚えました。―

―APに+3入りました。―

―Lv3になりました。―



私は近くの木の上に立ち止まり、メニュー画面を見た。



―ドロップ品が入りました。―



  ランジュ・グールの肉  ×1

  ランジュ・グールの卵  ×3

  ランジュ・グールの毛皮 ×1



どうやらあの敵はランジュ・グールと言う名前のモンスターだということが判明した。それにしても一匹倒しただけでLv3になるほどってことは、結構強いモンスターだったって事かしら?

まあでも今晩のオカズくらいにはなるかしらね。料理のアビリティって何処で取得すればいいのかしら。


―討伐報酬は、冒険者組合で受け取って下さい。―


そう言われたがまだLv5になってないのでもう少しモンスターを狩ってからにしようと思い飛び続けていたら、また発見した。今度は色が違う鳥系モンスターだ。しかもさっきのより明らかにデカイ。

なので闇魔法を使う事にした。


「ダーク!」


モンスターに当たった。

モンスターの周りに黒い靄が的割りつき軽い混乱状態に陥っている。その間に私はランスの[貫通]を何度も使い、モンスターのHPが0になるまでグッサグサに刺し続けた。


―アビリティ【ランス使い/5】になりました。―

―スキル[連続貫通Lv1]を覚えました。―

―アビリティ【鳥人/4】になりました。―

―スキル[鷹の眼Lv3][空中飛行Lv4]になりました。―

―スキル[空中バランスLv1]を覚えました。―

―APに+7入りました。―

―Lv6になりました。―



―討伐報酬は冒険者組合で受け取って下さい。―

―Lv5を越えたので冒険者組合へ行き、冒険者登録をして下さい。―

―ドロップ品をが入りました。―



  ターチェ・ブルーの肉  ×1

  ターチェ・ブルーの卵  ×5

  ターチェ・ブルーの毛皮 ×1

  祓いのペンダント    ×1



さっきのはターチェ・ブルーという種類の鳥系モンスターだったらしい。とりあえず私はLv6になったので冒険者組合へ行き冒険者登録を済ませた。そして討伐報酬を受け取った。



  ランジュ・グール……5000L

  ターチェ・ブルー……20000L



『討伐報酬は、25000Lになります。では冒険者だけが持つことの出来るアイテムポーチをお渡しします。こらは種類・大きさ・重量問わず様々なアイテムを保管する事が可能です。食品の場合は保温も出来ます。そしてこれはモンスター図鑑です。』


「ありがとう」


私は冒険者組合を出ると鞄からアイテムポーチに装備を変えた。

そしてここで一旦宿に行き、ログアウトした。

Lv5じゃなくLv6になっちゃいましたね。

ターチェ・ブルーの方は鳥系モンスターの中ではかなり強い方です。

主人公の戦闘は結構な虐殺系ですが気を悪くしないで下さい。


明地姉妹がチートなのがいけないんです。

即効でボス倒しちゃうんですから。

次回は生産回です。

料理回です。

お楽しみに(* ̄∇ ̄)ノ

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