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その日の夜は干物になってしまいそうなほど、泣いて、泣いて、泣いて、泣いた。
ぼろぼろと、とめどなく溢れてくる涙はどこにそんな水分がたくわえられてのか疑いたくなるほど、途切れる事はなかった。
でも、泣いていても致し方ないのだ。終わってしまった事。断られてしまった事実は、変える事ができないのだから。
だから、他のどんな事を変えてでも、この事実を変えてみせたい。僕のもてるすべての事を、その為に捧げたい。
今回は断られてしまった。でも、まだ踏まれてもまた這い上がる雑草のように、諦めず、根気よくいつまでも真っ直ぐにこの想いを持っていれば、届くと思うんだ。
何を、どこを、どうすれば、僕のこの想いは彼女に届くかはまだわからない。恋なんてまだ初心者なんだから、もっと知識をあつめて努力するしかない。
そうと決まれば明日の為、たった一人の作戦会議だ。
読んでくださりありがとうございまーす!