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一話
ここはとある公立高校。もうすぐ学園祭だということで、学校中が慌ただしい雰囲気に包まれている。そんななかで僕は恋に落ちた。今までどんな女の子に告白されても揺らがなかったこころが、初めて変化を見せたのだ。
あの子に出会ってからはや数ヶ月。僕の想いは坂道を転がり落ちるように量を増していき、ついには朝も、昼も、夜も、一瞬足りともあの子のことが頭から離れることはなくなってしまった。
そんなある日、僕は初めて他人に告白をしようと思った。自分でいうのもなんだが、僕は結構モテるほうの人間だ。周囲からもそのことでからかわれたり、告白だって何度もされている。だからどこか心の中できっと成功すると思い込んでいたんだ。