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◆プロローグ◆

━━━ここは?


俺は目を開けたら知らない場所にいた。

いや、さっき目を瞑ったはずだ。


ってことはここは俺の夢の中?


━━━あれは…


目の前を俺が通り過ぎていった。


まだ、小学生ぐらいの俺と同い年か一つ年下ぐらいの知らない女の子と縁日の神社の参道を歩いていた。


その女の子をよく見ると見覚えがあった。


━━━だけど、ダメだ。

思い出せない。


━━━うわっ!?


突然、目の前が真っ暗になったかと思うと違う風景が浮かんだ。


そこは茜色に染まった浜辺だった。


俺とさっきの女の子がそこにはいた。


女の子が泣いていた。


俺は苦笑いをしながら少し戸惑っている。


そして、女の子が口を開く。


━━━私、忘れないから…絶対に君のこと忘れないから…だから、君も忘れないで…もう会えるかも分からないけど忘れないで…だから……。

そして、女の子は声をあげて大泣きしてしまう。

小学生の俺はそれを見て宥めるように言う。

━━━うん、忘れない…約束しよう?

俺がもっと大きくなったら迎えにくる。

だから、それまで待ってて。


━━━あ、そうだ。

これは…


思い出しかけたそこで夢は途切れてしまった。

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