表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AT『アベルとテツの』冒険譚 if 異世界転生したおっさんが普通に生きる  作者: カジキカジキ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/105

次の街へ

 移動ポータルでダンジョンの入り口に戻り。ダンジョン前ギルドへ入ると受付の前がちょっと賑やかになっていた。


「あっ! 帰ってきた!」


 受付の前の人だかりには、昨日合ったノノさんとチチさんもいた。


「ちょっとモモ〜、一人で抜け駆けは良くないんじゃない?」


「そうよー、何だかいい感じで二人を連れて歩いてたって聞いたわよー」


 どうやら途中の階層で僕たちの事を見た人が、ココで色々言いふらしてたみたいだ。


 モモさんはそんな揶揄い(からかい)も心地よいのか。


「そうそう。私、この二人とだったら本当に行っちゃっても良いかもー」


「!!」「えっ!」「マジで」「そうなの?」


 揶揄ってた人達が全員固まる。


「いやいや、冗談だよ! それくらいこの二人が冒険者として出来が良かったって事よ!」


 僕たちは、お姉さん達のやり取りを他所に、受付で今日のドロップ品を買取りして貰っていた。


「えっ?! これダンジョンオクトパスの肉、今回のボスはダンジョンオクトパスだったんですか?」


 お姉さん達が一斉にコッチを向いた。


「えっ? モモ、ダンジョンオクトパスとやったの?」


「やってない! (まぎ)らわしい言い方するな! 私は外から見ていただけで倒したのはこの二人、それもアッサリ倒してしまったよ」


「あれはモモさんのアドバイスもあったから」


「いやいや、アドバイスなんて無くてもアンタ達ならサックリ倒せてたさ」


 そんなやり取りをしながら、無事に買取りも終わり。せっかくだからと皆んなで食事にきたんだけど……。


「なあにぃ〜、モモ姉さんの酌じゃ酒が飲めねえってのか!」


「いやいや僕まだ未成年だし」


「テツ! お前は飲めるだろ?」


「俺は酒飲まないから」


「クソ! コイツら酔わせて持ち帰りも出来ねえのか!」


 何か、聞いちゃいけない言葉が聞こえたんだけど?


「ゴメンねー、なんだか今日のモモは凄い機嫌良いみたいで、いつもより飲み過ぎちゃったみたい」


 チチさんが小さくなりながら謝ってきた。


 その後は、何だかもう訳わからなくなった内に解散となって、モモさんは仲間に抱えられて帰って行った。


 ・

 ・

 ・


「またいらして下さいね」


 僕たちが街を出るためにギルドに寄ると、モモさんが二人の仲間と待っていた。そしてギルド職員さんへの挨拶が終わるとスススッと近寄ってきて。


「ゴメン、昨晩は何だか凄く失礼な事を言っていた気がする」


 隣の二人も頭を下げて謝ってる。


「大丈夫ですよ、楽しい夜でした」


「そう言って貰えると、助かる」


 隣の二人もやれやれと言った感じで、モモさんの肩を押す。


「あの、あのな……二人だったら、きっとラージダンジョンでも通用すると思う! だからラージダンジョンに行って最深層のボスを倒したら……ボスの魔石を見せて欲しい」


 僕らはフフっと笑って。


「いいですよ。いつか僕らがラージダンジョンに挑んで最深層のボスを倒せたら。その時はボスの魔石をモモさんにプレゼントしますよ」


 モモさんはビックリした顔をして……隣の二人ももっと驚いた顔になってる。


「やくそくだよ」


 と、小指を出してきた。


 僕らが不思議な顔をしていると。


「私らの地方の古い行為で、約束したら小指と小指を絡めて約束げんまんって言ってから指を切るんだ、それで絶対約束を守る約束になるんだと」


 

 僕らはモモさんと約束げんまんをして別れた。


◀▶︎ ◀︎▶︎ ◀︎▶︎ ◀︎▶


「いい子たちでしたね」


「いい子たちなの」


「……」


「何で言わなかったの」


「言わなかったなの」


「……」


「しゃあないか」


「乙女なの」


「……」

 

◀▶︎ ◀︎▶︎ ◀︎▶︎ ◀︎▶

 

「楽しかったなあ」


「楽しい人たちだったね」


 僕たちはまた二人旅に戻った。


 今度は何処に向かおうかな?



 この時、また忘れていたのだけれど……昨日の探索でモモさんともパーティ登録していたんだった。


 パーティメンバー四人目?


いつも読んで頂きありがとうございます。

皆さまのPV、応援、評価が執筆の励みになります。

これからも、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ