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141.新たな固有スキル

 『真の聖者』に覚醒した俺は、『聖者』の『職業固有スキル』を使えるようになった。


 二つ目の『職業固有スキル』は、『聖なる波動』だ。


 超広範囲の対象者を癒す能力で、『身体力(HP)』回復(大)、『スタミナ力』回復(中)、『気力』回復(中)、『魔力(MP)』回復(小)、『状態異常』回復の効果がある。


 三つ目の『職業固有スキル』の『聖者の結界』は、任意の場所に防護障壁を作り出すことができるスキルだ。


 物理耐性、魔法耐性の防御障壁を展開できる。

 作り出せる結界の大きさは、スキルレベルと術者の念の力によるらしい。


 人を癒す力と人を守る力というのは、『聖者』っぽいスキルと言えるだろう。



 『真の聖者』として覚醒したお陰で、強力な『職業固有スキル』を三つも使うことができるようになった。


 だが、これだけではない。


 レベル自体も上がっているので、『通常スキル』もいくつか取得している。

 もちろん『基本ステータス』『サブステータス』も上がっているのだ。


 俺のレベルは、今回の戦いの前の時点で43だったが、今は47まで上がっている。


 ステータスを確認しよう。


 まずは『基本ステータス』からだ。


【基本ステータス】


【種族】人族

【名称】ヤマト

【性別】男性

【年齢】十八歳

【職業】———

【状態】

【レベル】47


【身体力(HP)】630

【スタミナ力】450

【気力】470

【魔力(MP)】550



 もともと『身体力(HP)』の数値は高かったのだが、標準的な数値よりもかなり高い。


 標準的な数値と言うのは、レベル×10だ。

 もっとも、レベル×10から−30位の数値は、優秀な数値と言われているので、それを踏まえて普通の数値を考えれば、おそらくレベル×10の−50とかが平均値ではないだろうか。



 次に、『サブステータス』と『特殊ステータス』だ。



【サブステータス】


【攻撃力】47

【防御力】60

【魔法攻撃力】50

【魔法防御力】45

【知力】47

【器用】49

【速度】55



 この『サブステータス』の数値は、レベルの数値と同じであればかなり優秀と言われている。

 それよりも−3位の範囲であれば、充分優秀と判断できる。


 それを踏まえれば、俺の数値はどれも優秀なわけだが、際立っているのは『防御力』と『速度』だ。

 それから『魔法攻撃力』が高いので、防御重視で魔法攻撃を放つスピードスター的な、少しアンバランスな感じの特性ではないだろうか。

 まぁ別にいいんだが。




【特殊ステータス】


【称号】

『光の聖者』

『救出者』

『悪魔殺し(下級) 』

『悪魔殺し(中級)』

『ヤマト台地王国の王』

『ノッカー族の友』

『河童族の友』

『河童族の救い主』

『ゾンビの天敵』

『魔王討伐者』

『魔王殺し——ゾンビ魔王(闇落魔王)』

『魔王殺し——未覚醒魔王(闇落魔王)』

『救済者』

『ハーピー族の変革者』



 かなり『称号』が増えている。

 『称号』の効果は今のところ謎なので、増えたからといって何か力を得たという感じはしない。


 前に『勇者選定機構』の講習を受けたときに、『称号』についても講義を受けたことがある。

 それによれば……『称号』を得ること自体が、あまり一般的ではない。

 何か大きな功績を残したり、多くの人々に認められたような時に獲得するという事はわかっているようだが、具体的な条件等については解明されていないとのことだった。

 また『称号』を得たことの効果についても、解明されていないということだった。



【加護】

『献身による加護』

日曜(にちよう)神テラスの加護』


【通常スキル】

『光魔法——太陽光線(ソーラーレイ)LV.3』

『光魔法——光の癒し手LV.3』

『物理耐性LV.6』

『痛み耐性LV.3』

『聴力強化LV.2』

『痛覚強化LV.2』

『望遠LV.2』

『探索LV.2』

『極大自然回復(HP) LV.3』

『剣術LV.3』

『石細工LV.3』

『ダッシュLV.2』

『槍術LV.3』

『弓術LV.2』

『拡声LV.2』

『視力強化LV.1』

『光魔法——光の洗礼LV.2』

『格闘術LV.1』

『縮地LV.1』

『演説LV.1』



 『視力強化』スキルより下が、魔境の探索から今日の戦いまでの間に、新たに取得したスキルだ。


 『光魔法——光の洗礼』は、『究極級(アルティメット)』の魔法スキルだ。


 光を凝縮した光流で対象を浄化するスキルである。

 具体的には、精神波動を下げるマイナスの感情や精神の汚れを浄化する。

 また、精神に障害をもたらす魔法等の効果を打ち消すことができる。

 アンデッドに対しては特効がある。


 『縮地』は、二番煎じ魔王のジェイスーンが持っていたレアのスキルだが、なぜか取得することができていた。


 『縮地』は、対象との距離を一瞬で縮める移動能力を持つスキルである。


 既に持っている『ダッシュ』の上位スキルのような感じなので、ありがたい。


 ちなみに『視力強化』スキルを得ているが、これは既に持っている『望遠』の下位スキルである。

 ただ使い勝手としては『視力強化』スキルの方が使いやすい感じだ。

 よほど遠くを見る場合以外は、『視力強化』スキルの方が使いやすい感じなのである。


 『格闘術』は、格闘戦に強化補正がかかるスキルである。


 『演説』は、多くの者の前で話をする技能に強化補正がかかるスキルである。


 多分、王都で民衆に向けて演説をしたから、取得できたのだろう。

 たった一回の演説で、スキルを取得するなんて……そんなこともあるのか……。まぁありがたいから、良いのだが。



【固有スキル】

『献身LV.5』

『固有スキル収集LV.1』



 実は、魔王ジャスティスを倒した時だと思うが、新たに『固有スキル』が発現していたのだ。


 しかも内容は、驚くべき内容だった。


 『固有スキル収集』は、倒した相手の『固有スキル』の全部または一部を取り込むことができるというスキルだ。

 『固有スキル収集』の技コマンドとして再構成し、使用することが可能となる。


 まったくぶっ飛んだ内容である。


 そもそも『固有スキル』と言うのは、その人にしか使えない固有のスキルであって、それを取り込む時点で、もはや『固有スキル』ではないと思う。


 まぁ実際、『固有スキル』として取り込むのではなくて、再構成して技コマンドになると言うことなので、『固有スキル』をそのまま使うわけでは無いのだが。


 そして実際、このスキルは既に発動していて、魔王ジャスティスが持っていた『固有スキル』を取り込んでしまっていた。

 自動で発動するスキルのようだ。


 なぜわかったかと言えば、『固有スキル収集』の技コマンドに、それっぽいものが表示されていたからだ。


 技コマンド『死後の貢献(死んでも頑張れ)』という、明らかにジャスティスの『固有スキル』っぽいものがあるのである。


 ジャスティスを持っていた『固有スキル』は、『死者蹂躙(死んでも役立て)』だ。

 死者をアンデッド化し、主にゾンビとして使役することができるスキルで、『屍術師(ネクロマンサー)』のような能力である。


 それを取り込んで再構成した俺の技コマンド『死後の貢献(死んでも頑張れ)』は、自分が倒した生物の遺体がある場合、それを利用しアンデッドとして使役することができるという技能である。

 この場合、ゾンビかスケルトンを選択することができる。

 対象が魔物である場合、『魔芯核』がそのまま残っていると、ない場合に比べて強力になり、生前のスキルなどを使える。

 技コマンドの発動を止めることによって、元の死体に戻すこともできるが、そのままアンデッドとして活動させ続けることも可能。


 俺の倒した魔物を、後から再利用できると言うことだが、あまり役立つイメージがない。


 まぁ防衛戦力が多く必要な時には、役立つかもしれないが。


 場合によっては、労働力として使える可能性もあるかもしれない。


 それにしても、『光の聖者』の使う能力としては、全くふさわしくないような気がする。

 『屍術師(ネクロマンサー)』そのものでは無いだろうか……?


 それに、そもそも『固有スキル』は、魂の願望の表れである可能性が高いと聞いたことがあるが、別に倒した者の『固有スキル』を奪いたいなんていう魂の願望は、俺にはないと思う。


 まぁ魂の願望の表れである可能性が高いと言うだけで、そうではない『固有スキル』もあるんだろうから、気にしてもしょうがないが。




★★昨日投稿できずに申し訳ありませんでした。

体調を崩してしまい、投稿できませんでした。

未だ本調子ではなく、この作品については書きだめがないので、今後しばらく2日に1回か3日に1回の投稿になるかもしれません。ご了承ください。★★




読んでいただき、誠にありがとうございます。


ブックマークしていただいた方、ありがとうございます。

評価していただいた方、ありがとうございます。


次話の投稿は、明後日の予定です。


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― 新着の感想 ―
[一言] >『固有スキル収集LV.1』  レベル付きだから伸び代があるという恐ろしさ。 > それに、そもそも『固有スキル』は、魂の願望の表れである可能性が高いと聞いたことがあるが、別に倒した者の『固…
[一言] 投稿より体調優先で良いと思うよ。 これだけの力を持って居ても、来るであろう驚異に対抗するためには近い力を持つ人達が必要になるとは、驚異となる相手はかなり強大な力を持つと言うことか。
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