139.イリーナ、フランソワ、サクラ、ミーア、レオナも確認
次は、『マジックアタッカー』のイリーナだ。
彼女は、元勇者候補パーティーのメンバーということもあり、元々レベルが高かったので、魔境探索でのレベル上げでは、1上がっただけのレベル44だった。
今回の戦いで、更に1上がって、レベル45になっている。
やはりこのぐらいになってくると、なかなかレベルが上がるペースが遅くなってくる。
同程度のレベルの魔物を大量に倒すとか、格上の魔物を数体倒すという機会がないと、なかなかレベルが上がりづらいのだ。
イリーナは、黒に赤い縁取りが施されたローブとつばの広い帽子をかぶった魔法使いスタイルだが、最近は積極的に接近戦をこなすこともあって、たくましい感じだ。
ハンマーのような杖を使った接近戦をする時などは、帽子が飛んで、肩まで伸びた赤髪が乱れて、荒々しく、たくましさまで感じる時がある。
【基本ステータス】
【種族】人族
【名称】イリーナ
【性別】女性
【年齢】十九歳
【職業】
【状態】
【レベル】45
【身体力(HP)】430
【スタミナ力】420
【気力】410
【魔力(MP)】460
イリーナも、『魔力(MP)』の伸びが大きく、完全な魔法使い型である。
【サブステータス】
【攻撃力】44
【防御力】42
【魔法攻撃力】46
【魔法防御力】46
【知力】43
【器用】42
【速度】42
『サブステータス』の数値も、やはり魔法への適性を示している。
ただ近接物理攻撃も行うだけあって、攻撃力の数値も高い。
まぁ物理攻撃を行うからと言って、『攻撃力』の数値が上がるという因果関係があるわけでは無いようだが。
【特殊ステータス】
【称号】
【加護】
【通常スキル】
『火魔法適性LV.4』
『火耐性LV.4』
『火魔法——火弾LV.6』
『火魔法——火球LV.6』
『杖術LV.2』
『戦鎚術LV.4』
『火魔法——火柱LV.1』
『氷魔法適性LV.1』
『氷魔法——氷壁LV.1』
イリーナも、『通常スキル』のレベルが上がったり、新しく取得している。
『火魔法——火柱』より下のスキルは、魔境の探索から今日の戦いまでの間に、新たに取得したスキルだ。
驚くべきは、新たに『氷魔法』を取得していることだ。
『氷魔法』は、発現しにくい魔法スキルの中でも、基本四属性以外のものであり、レアな魔法スキルと言って良いだろう。
また、『火魔法』に続いて二つ目の属性の魔法の取得であり、これもかなり貴重なことだ。
取得することが難しい魔法スキルを、二属性も身に付けるられる者は、中々いないのである。
使っている杖が特殊で、氷魔法を出せるので、それを何回も使っていることが影響したのかもしれない。
新しく取得したスキルを、簡単に確認した。
『火魔法——火柱』は中級の火魔法で、敵を焼き尽くす火の柱を出現させるスキルだ。
『氷魔法適性』は、氷魔法に対する適性を得るスキルで、スキルが取得しやすくなったり、威力が高まったり、魔力効率が良くなったりするスキルである。
『氷魔法——氷壁』は中級の氷魔法で、地面から氷の壁が出現し攻撃を防ぐことができるスキルだ。
発現したばかりの『氷魔法』で、いきなり中級魔法を覚えているのは、かなり凄いことだと思う。
イリーナのメイン武器は、『ハンマーワンド——氷戦鎚』という『極上級』階級の『魔法の武器』だ。
幼い時に魔法を教えてくれた師匠から譲られた特別な杖なのだという。
一メートル以上ある長い杖で、頭頂部がハンマーのような形になっている。
杖のハンマーの部分を使って、殴りつける接近戦もできるのだ。
また、ハンマーの部分に、氷を纏わせることができ、攻撃力を高めることができる。
魔力効率を高めたり、魔法の威力を高めるという通常の魔法の杖が持つ能力と、ハンマー部分を使った武器としての能力、氷を纏って威力を強化する能力があるのである。
ハンマーの部分を対象に押し当てて、氷を纏わせ継続的に魔力を流すと、押し当てた対象をも凍らせることが可能だが、対象が大きいと大変らしく、戦闘では使えないと言っていた。
だが、魔境探索でのレベル上げの時にかなり練習をしていて、だいぶ実戦で使える感じになってきていた。
次は、『シューティングヒーラー』のフランソワだ。
彼女も、イリーナ同様、元勇者候補パーティーのメンバーで、元々レベルが高かったので、魔境探索でのレベル上げでは、1上がっただけのレベル43だった。
今回の戦いで、更に1上がって、レベル44になっている。
彼女は、スラッと背が高く、胸まで伸びた緑髪が印象的だ。
また、少し露出が多い着物に似たデザインの軽鎧の印象的である。
白をベースとして、スカート丈が短く腕の袖のところが広がっているのだ。
所々に、黄緑の配色もちりばめられている。
【基本ステータス】
【種族】人族
【名称】フランソワ
【性別】女性
【年齢】十九歳
【職業】
【状態】
【レベル】44
【身体力(HP)】420
【スタミナ力】410
【気力】420
【魔力(MP)】440
フランソワは、すべての数値が優秀な範囲に収まっていて、非常にバランスが良い。
そして、『魔力(MP)』の数値が一番高い。やはり魔法向きなのだろう。
【サブステータス】
【攻撃力】40
【防御力】40
【魔法攻撃力】45
【魔法防御力】45
【知力】44
【器用】42
【速度】39
『サブステータス』の数値は、魔法への適性を示している。
【特殊ステータス】
【称号】
【加護】
【通常スキル】
『回復魔法適性LV.4』
『回復魔法——ヒールLV.6』
『回復魔法——回復弾LV.6』
『回復魔法ハイヒールLV.4』
『回復魔法——リカバリーポイズンLV.4』
『剣術LV.1』
『斬波術LV.1』
『調理LV.1』
フランソワも、『通常スキル』のレベルが上がったり、新しく取得している。
『剣術』より下のスキルは、魔境の探索から今日の戦いまでの間に、新たに取得したスキルだ。
彼女は回復のみでなく、大剣を使って戦闘にも参加するようになったので、『剣術』スキルを取得したようだ。
また、斬撃波を放って攻撃できる武器を使用していたからか、『斬波術』というスキルまで取得している。
これは、かなりレアなスキルだと思う。
それから、料理好きの彼女にとっては今更という感じだが、『調理』スキルを手に入れている。
実は、彼女が一番喜んでいるのは、『調理』スキルを取得したことだったりするのだ。
新しく取得したスキルを、少し確認した。
『剣術』は、剣を使った攻撃に補正がかかるスキルだ。
『斬波術』は、斬撃波を出せるようになるスキルである。
『調理』は、調理の技能に強化補正がかかるスキルだ。
フランソワのメイン武器は、杖と刀だ。
杖は、彼女がもともと使っていたもので、六十センチ位の短杖だ。
魔力効率を高めたり、魔法の威力を高めるという通常用途の杖である。
刀は、『加護ガチャ』で手に入れた『魔刀 出刃包丁』である。
『極上級』階級の『魔法の武器』だ。
調理で使う出刃包丁を、そのまま超巨大にしたような形状の刀である。
耐久力が高く、切断力が高い刀だが、それだけではなく、刀身から斬撃波を発射できるのだ。
遠距離攻撃もできる武器なのである。
『出刃散斬』という発動真言を唱えると、刃が赤く輝き、スラッシュという掛け声とともに振り下ろすと、その刃先から斬撃波が打ち出されるのだ。
かなりの高威力で、制御も難しい感じだったのだが、今ではだいぶ精度が高く発射できるようになっている。
『河童族』のサクラさんは、もともとレベル50であり、今回はレベルアップはしていない。
ミーアさんも、勇者候補パーティーの勇者候補だったこともあり、もともとのレベル46と高かったので、今回の戦いではレベルが上がっていない。
だが、彼女は驚くことに、『職業』欄に『勇者』を得ていた。
『真の勇者』として覚醒した状態なのである。
これにより、『特殊ステータス』のところに、新たに『職業固有スキル』という項目が現れて、『勇者』としての『職業固有スキル』を取得していた。
それは、『無限収納』というスキルと、『勇気』というスキルだ。
『無限収納』は、専用の亜空間に無限に収納できるスキルであり、魂のあるもの以外ならば、なんでも、収納できるスキルである。
『大剣者』の『亜空間収納』と同等か、それ以上の性能と思われる。
『勇気』は、怖さを知りながら、立ち向かうことができるスキルという、漠然とした説明がされているスキルである。
ただ現時点で使える技コマンドが二つあり、その二つが、この説明を実現するようなスキルになっている。
“怖さを知る”……つまり相手を知るための技コマンドとして、『分析』を持っている。
この『分析』は、『鑑定』と同じようなことができるスキルだが、それよりも性能は上で、『大剣者』が持つ『アナライズ』に近いと言えるだろう。
スキルレベルが上がると、ステータスの確認だけでなく、戦闘経験がある魔物の弱点分析ができるようになるらしい。
“立ち向かう”為の力を得る技コマンドとして、『勇者の気合い』を持っている。
自分とパーティメンバー全員の『基本ステータス』『サブステータス』を上昇させることができるのだ。
『基本ステータス』の『身体力(HP)』『スタミナ力』『気力』『魔力(MP)』と、『サブステータス』の『攻撃力』『防御力』『魔法攻撃力』『魔法防御力』『知力』『器用』『速度』の全ての数値を高めることができるのである。
上昇率は、スキルレベルによるが、スキルレベル1でも、一割程度はアップさせることができるらしい。
ミーアさんのメイン武器は、『聖槍 カントウロウム槍』だ。
もともとを槍を得意としていたというので託したのだが、さすが『真の勇者』として覚醒しただけあって、見事に技コマンドを発動させていた。
ミーアさんは、綺麗な青髪をポニーテールにしていて、槍を突く度に揺れるのが印象的である。
年齢は、十八歳なので俺と同じである。
ミーアさんの相棒ポジションの獅子亜人のレオナさんは、ラッシュと同じく元サポート部隊のメンバーだ。
彼女も、ミーアさんと同じく十八歳である。
サポート部隊だった彼女は、もともとのレベルが高くなかったが、今回の戦いでレベル27まで上がっている。
茶髪をショートカットにした野性的な感じの、精悍な顔つきの美人さんだ。と言うよりは、男前という感じだろうか。
彼女が短期間にレベルがあげれたというか、今回の襲撃に対して俺たちと同じように戦えたのは、亜人としての基本能力の高さに加えて、『トブシマー』一族に伝えられていた『魔盾』を使えたことが大きいだろう。
『魔盾 リアスシールド』だ。
『リアス四器』と言われている、四つの魔法の武具の一つで、使用者との相性があって、扱うのが難しい武具なのだが、レオナさんに適性があったのである。
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