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第97話 ミアの里帰り

 夕食の時間となり、アリアが起こしにやって来た。


「樹さま、夕食のお時間です」


 だいたい3時間ほど寝たであろう。


「分かった、今行くよ。ありがとう」


 そう返事をすると樹はリビングへと向かった。


 リビングでみんなで食事をする。

この食卓も随分と賑やかになったものだと感じる。


「あの、よろしいですか?」


 夕食を終えた頃、ミアが樹に声をかけてきた。


「おう、どうかしたか?」

「学園も夏休みに入りますし、一度、オリエンス王国に戻ろうかと思うのです」

「ああ、もう夏休みなのか。早いもんだな。いいんじゃないか」

「それで、その……」


 ミアは手をモジモジとさせていた。


「ん? 何かあるのか?」

「その、樹さんも一緒に来てくれませんか?」


 頬を紅くしながらミアは言った。


「それは護衛ってこと?」

「それもありますが、是非、お父様に紹介したいと思いまして」

「なるほどな。俺も、ヤツの件でお世話になったし、挨拶に行きたいと思うよ」


 ヤツとは人身売買組織のボスのことである。


「あ、ありがとうございます」

「いや、いいって。姫さんが頭下げることないんだよ」


 そう言うとミアは頭を上げた。


「それで、いつ出発するんだ?」

「はい、一週間後を予定しています」

「そうか、それまでに俺たちも色々準備しなきゃな」

「俺たち?」 


 ミアは不思議そうな顔を浮かべた。


「俺が行くってことはアリアも行くだろ? 違うのか?」

「い、いえ、そうですよね。アリアさんも……」


 ミアはなぜかガッカリしたような表情を見せた。


「アリア、いいか?」


 樹はアリアの部屋の前に立ち、扉をノックした。


「ええ、どうぞ」


 その言葉を聞き、アリアの部屋の扉を開けた。


「す、すまん!!」


 樹は勢いよく扉を閉めた。

アリアは何と下着姿の着替え中であった。


「何をそんなに驚いているのですか?」


 アリアの声が飛んできた。


「着替え中ならそう言ってよ」

「主人に着替えを見られても何とも思いませんよ。それに、私は樹さまを異性としては見ていないのでご安心を」

「何が安心なんだよ!!」

「着替え、終わりましたよ」


 樹は恐る恐る扉を開ける。

どうやら下着姿では無くなったようだ。


「私、意外と大きいでしょ?」


 悪戯っぽい微笑みを浮かべながらアリアは自分の胸に手をやった。


「うるさいよ」

「それで、何か御用があったのでは?」

「ああ、そうだった。ミアが夏休みを利用してオリエンスに帰るって言うんだ。その護衛を俺とアリアでやりたいと思ってだな」

「いいですよ」


 アリアは即答だった。


「え、いいの?」

「はい、一度、オリエンスには行ってみたいと思っていましたし」

「だな、俺も国王陛下に挨拶したかったしな」

「出発はいつですか?」

「一週間後だ」

「では、それまでに準備しますね」

「頼んだ」


 こうして、樹たちはオリエンス王国に行くことを決めた。

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