表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

95/132

第93話 再びオーセールの街へ

 樹はクリストフさんの元を訪れるために、オーセルの街に来ていた。


「ここも久々に来たけど。やっぱりいい街だな」


 クリストフ家に行く前にこの街の領主であるテオドールさんのもとを訪れていた。


「やあ、樹君、久しいな」

「ご無沙汰しております。お元気そうで」

「ああ、樹君もご活躍じゃないか。噂は届いておるぞ」

「そ、そうなんですね。いい噂だといいのですが」

「なに、オリエンス王国の姫様をコテンパンに負かせたそうじゃないか」


 そう言うとテオドールは豪快に笑った。


「やっぱり、悪い方の噂でしたか」

「君も中々肝が座っておるわい。ところで、今日は何かのようでうちの街に来たのかね?」

「はい。ちょっとクリストフさんに聞きたいことがありまして」

「おお、そうだったか。一人で来たのか?」

「はい、今日は一人です。ぞろぞろ来るような用件では無かったものですから」


 樹は一通りの説明をした。


「あら、樹さま、いらしてたの」

「おう、フェラリーも元気そうだな」

「はい、おかげさまで」


 相変わらず、元気が有り余っているようなフェラリーとテオドール。

樹はしばらく世間話に花を咲かせるとお暇することにした。


「じゃあ、僕はこの辺で失礼しますよ」


 樹はカップに残っていた紅茶を飲み干すと席を立とうとした。


「ああ、悪いが、クリストフさんの所に行くならこれを届けてくれんか」


 テオドールは紙袋を取り出すと樹に渡した。


「それは構いませんが、これは?」

「いい紅茶の茶葉が手の入ったからクリストフさんとこの奥さんにと思ってな」

「そうですか。では、確かにお預かりします」

「うむ、頼んだ」


 樹はオーセルの領主邸を後にした。

そこから数分歩いてクリストフ家の前に到着した。

玄関をたたくと従者のメイドが出迎えてくれた。


「クリストフさんに会いたい。綾瀬樹が来たと伝えてくれ」

「かしこまりました」


 そのまま待たされること数分。


「お待たせいたしました。旦那様がお会いになられるとのことです。こちらへどうぞ」


 そう言うと樹は応接間に通された。


「いやぁ、お待たせして申し訳ない」


 柔和な笑みを浮かべながらクリストフさんが応接間に入ってきた。


「いえ、こちらこそ突然すみません」

「いいんじゃよ。可愛い孫娘の恩人じゃ」

「あ、これ、テオドールさんからの預かりものです。カミーユさんにとのことです」

「おお、すまんな。ありがとう」


 クリストフは樹から紙袋を受け取ると自分の横に置いた。


「それで、今日は何の用件かな?」

「はい、クリストフさんに魔法というかスキルに関することでお聞きしたいことがありまして」

「ほう、ワシに分かることなら協力するぞ」


 クリストフさんの知識は王宮の宮廷魔法師顔負けだと陛下の太鼓判が押されているほどだ。

樹は先日、スキルがジャミングされたことをクリストフさんに相談しようとここまで来たのだ。

 本作が気になる。応援してやってもいいぞって方は、

 ★で評価していただけたりブクマや感想を残していただけると非常に嬉しいです。


 引き続き応援よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ