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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第1章 伝説の聖獣?
6/66

04


「お、もう夕方か」


今から移動しても町に着くのは夜になるだろう。

予定変更、今夜はこのまま森でキャンプだ。

となると、まずは寝床の確保だな。

通販スキルでアウトドア用品を物色してみる。


「すごいな…」


知らない間に、キャンプ用品は進化を遂げていた。

ぐ、グランピング…? ゲル型 ?

俺のイメージでは、テントといえば三角形の小さなやつ。

でも、これは普通の部屋くらいの広さがありそうだ。

中でも目を引いたのは、タマネギ型のテント。


『重くて持ち運びには向きませんが、設営は簡単です』


アイテムボックスに入れておけば、重さは関係ない。

よし、これにしよう。


『本当に購入なさいますか?』


購入ボタンにタッチすると、再度確認メッセージが出てくる親切設計。

代金は所持金から自動引き落とし。

購入完了のメッセージとともに、目の前に大きなダンボールが現れる。

よーし、組み立てるぞ!


ニャー♪


魔法の力も借りて設営中の俺をよそに、ハクはダンボールの中でマッタリ。

そういや猫って空き箱とか好きだよな…


(ますた、がんばれ〜)


ハクの応援のおかげか、時間はかかったが無事にテント完成。

中は広々してるので、寝袋じゃなくベッドを置いてみるか。

通販スキルで、ダブルサイズのベッドとシーツ、枕、羽毛布団を購入して設置。

それでもスペースが余ったので、ラグとイスとテーブルも追加購入。

灯りは、光魔法で小さな光球をいくつか作って浮かべておいた。


「すごい…」


豪華。とてもテントとは思えない。

焚き火台とか、ちょっと惹かれたけど我慢。

こういうのは一旦凝り始めると止まらなくなりそうな気がする。


「ハク、この森には襲ってくるような動物や魔物はいるのか?」

(おっきいの、ガオーって)


何かしら、危険なのがいるらしいな。

夜の森、しかも異世界。警戒は怠らないようにしないと。

こういう時は、無属性魔法の出番。

空間魔法で、テント周辺に結界を張ろう。


「クリエイト・バリアー」


イメージは、透明で巨大なドーム。

テントを中心に、半径10メートル程を囲った。

たっぷり魔力も込めたから、核ミサイルにだって負けないと思う。

よーし、これで今夜は安心して眠れそうだ。


読んでくださってありがとうございます。

そろそろヒロインが出てきます。

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