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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第1章 伝説の聖獣?
5/66

03


ステータスを確認してみると、ハクは俺の従魔という扱いになっていた。

称号にも、『聖獣を従えし者』というのが追加されてた。

トラブルの予感しかしないんだが、気のせいだろうか。


(ますた♪)


ハクの大きさは、まだ手のひらサイズでコンパクト。

フワフワの毛並み、プニプニお腹、小さな肉球…可愛いは正義。


「なぁハク、聖獣って何だ?」

(せいじゅー?)


こてん、と首を傾げるハク。

……まあ、後回しでいいか。




「よし、町に行く準備をしよう」


まずは服装。今着てる服は女神様チョイスかな?

シンプルな木綿のシャツにズボン、革のブーツ。

通販スキルで鏡を購入して、全身を確認。

ここで初めて自分の外見を知った。


『見た目は、せっかくなんでちょっと異世界っぽく…』


確かにそんな事を言った覚えはある。

基本的な顔立ちはそのまま、黒髪に一房の銀髪。右目は赤で左目は黒。

ありがとうございます、女神様…女神様の好みって随分と厨二…

いや、この世界では普通なのかもしれない。そうだよね?そうだといいな。


ニャウ!


ハクは俺の頭の上に。

肩の上に移動してもらえると助かるんだが…嫌?しょうがない。


「爪を立てるなよ、ハク」

(あい!)

「お漏らしするなよ」

(………しない)


その間が気になるんだが?

前フリじゃないぞ。するなよ、絶対にするなよ!

それにしても、念話って便利だな。

そうだ、いくつか魔法の検証もやっておこう。

少し開けた場所に移動。




「ここら辺ならいいかな」



女神様インプットしてくれた知識によれば、魔法には二種類あるらしい。

火、水、風、土、光、闇、6つの基本属性魔法。

そして、無属性魔法と呼ばれる、それ以外の魔法。

通常は1つか2つの魔法適性らしいが、俺は女神様のおかげで全属性使える。

手のひらを前に向けて、集中。


「炎よ」


ゴーーーーッ!!

ライターほどの小さな火を出すつもりが、火炎放射器になってしまった。

魔力を込めすぎたようだ。

ハクも驚いたようで、頭皮に思いっきり爪が…痛い。ヒール。


「炎よ」


3度目でようやく成功。

基本属性魔法は、全ての属性が問題なく発動することを確認出来た。

特に、光魔法のヒールは役に立ちそうだな。


「あとは無属性魔法か…」


こっちは自分次第で色々出来そうだ。

そのうち、少しずつ検証していくとしよう。

読んでくださってありがとうございます。

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