表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第1章 伝説の聖獣?
3/66

01

ニャウ。


子猫ような鳴き声に目を覚ませば、そこは森の中だった。

けれど陰鬱さはなく、木漏れ日が美しい。

ここが異世界なのか…


カプカプ。

小さな生き物が手にじゃれついてくる。

遠慮なく噛み付いてくるそれを摘み上げると、不満そうな声を上げた。


ニャー。


子猫…いや、虎か…?翼があるけども。

まあいい、こいつは後回し。

こういう時はお約束だよな。


「ステータス」


おぉ、出たぞ!

目の前に、半透明のウィンドウが表示された。

タッチパネルみたいに操作も出来るようだ。



名前 : ヨシト

年齢 : 17



おぉ、17歳!

うんうん、いい感じだ。

ステータスが全部“∞”なのはこの際気にしない方向で。

気にしたら負けな気がする。



称号 : 女神を土下座させた男。



ちょっと待て、人聞きの悪い!

あれは女神様の自発的行動のはずだぞ。

あとは、アイテムボックスに路銀とか入れとくって言ってたな。



アイテムボックス

中身 : 100億ギル、調味料セット、外套、武器防具一式



100億ギル…大金だと思うんだが、こっちの通貨の価値が分からん。

お、これは女神様からの手紙か?

……ふむ、なるほど。


1ギルは1円、つまり日本円に換算して100億円。

慰謝料だから気にせず受け取ってくれと。

……俺、もう一生働かなくていいんじゃないかな?

あと、調味料セットは使った分だけ自動補充機能付き。素晴らしい。

アイテムボックスに入れとけば腐ることもない。

醤油も味噌もマヨネーズもあるぞ、ふはははは!


………取り乱しました。

さ、装備のチェックをしよう。


「これ…えらい豪華な武器だな…」


比喩でなく、ピカピカ輝いてるんですが?

こういう時は鑑定。


神具 : 聖剣ヴァイスリーン。女神自ら創造した最強の剣。あらゆる魔を払う。


はい、アウト。

盾も鎧も神具だった…しばらくアイテムボックスに封印だな。

外套は問題なさそうなので、ありがたく使わせてもらおう。

読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ