8,取り敢えず……
「おおっ、ここか〜」
おっきな城、もとい学園の門の前にいるぉ☆
確かに王道学園だなWW
だがしかし、俺は塀をよじ登りはせぬぞ。
絶対『ピンポーン』って鳴らせるチャイムがあるはずだからねっ!
王道展開阻止の為では決してない。多分、絶対、きっと。
おっ、あれではないか?
では早速。
『カンカンカンッ』
っておい!チャイムじゃないんかい!!
いつの時代だよ、ノック式!
はぁ…はぁ…はぁ……
つっこみに疲れたよ
(´‐Д‐`)
あっ、誰か来た。
うん、天ぷr……じゃなくて、テンプレ腹黒(笑顔)王子キャラ乙♪
「編入生の方ですよね
遅れてしまい、すみません」
「いえいえ〜、お気になさらず」
お互い、愛想笑いでにっこにこ☆ミ
…………ちょっと仲間意識が芽生えたかもwwwwwwww
「そういえば、もう一人くる筈なのですが、見てませんか?」
例の、依斗さんの甥ですね。
残念ながら……
「見ていまs………………今見ました」
「あぁ、そうですね」
俺と彼の視線の先には、塀をよじ登る黒いモジャモジャが。
mjd居たよ、塀をよじ登る馬鹿。
初めてだよ、うん。
俺、こんなつっこみ体質じゃないんだけどなぁ〜
あまりの衝撃に、つっこんじゃったよ。てへぺろ☆
あ、今キモいって言ったな?後でゆっくり腰を折って話そうじゃないか。
……さりげなくブラウザバックで逃げようとする奴、待て。
っと、話が逸れた。
ちょっとあの子、頭可笑しいんじゃありませんこと?って目を腹黒王子(笑)に向けたら、目が合った。何故?
てか、オーラが黒い黒い!
たーすーけーてーwwwwwwww
あれ?さっきから草大量発生してる気が☆
っと、現実逃避している間に黒いモジャモ……ええい!!長いっ!毬藻でいっか。と、腹黒王子(笑)が会話を始めていた。
「俺、三崎陽っていうんだ!!よろしくなっ!」
mjd居たよ、語尾に『!』を常に付ける馬鹿。
また言っちゃった、馬鹿って☆
でも、本当のことだから仕方ないよね〜
「……よろしくお願いします三崎k「陽って呼べよっ!!」……陽君」
腹黒王子(笑)も気圧されてるね♪愛想笑いは健在だけど。
ウケる〜
てか、人の言葉遮るなよww
おっ?腹黒王子(笑)がこっちを見たね〜
「い、今門を開けm「その笑顔、気持ち悪いぞ!」……えっ?」
お前、今愛想笑いを気持ち悪いって言ったなぁぁぁ!!?
俺の笑顔も気持ち悪いって言ったのと、変わらんぞ!プンスカ。
……うん、最後のは気持ち悪いな。
自分に対して吐き気が……
「俺の前では、ほんとーの笑顔で笑っていいんだぞっ!!」
「……はい、陽
俺は、都筑円です
円と呼んで下さいね」
「おうっ!円だなっ!!
その笑顔の方がいいと思うぞっ!!」
「…………可愛い人ですね」
チュッ
おーっと、都筑選手。
毬藻の頬にキスをしたっ!
動揺し過ぎて、実況風になってしまったww
そして、1話に戻る。
〜†〜†〜‡〜†〜†〜
取り敢えず………………
早く門、開けてくれないかなぁ。
俺、まだ学園に入れていない。
いやー、珠沙が不憫、且つ空気wwww
学園の門を潜れていませんね。
珠「門、早く開かないかなー
この際、そこの木にかk……もごもご!!」
それ以上言ったらネタバレになるから!
てか、珠沙の目が死んだ魚の目みたいに!!
どーにかしなきゃ(焦)