YouTubeドラマ意味怖シリーズ~私のケータイ知らない?
初めまして、夢野カケラです。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
【意味怖】タイトル:(仮)私のケータイ知らない?
▼登場人物
●向田博人:男性。25歳。普通のサラリーマン。
●柏百合子:女性。25歳。OL。博人の友達。
●室井信二:男性。25歳。博人の友達。サラリーマン。
▼場所設定
●博人の自宅:一般的なアパートのイメージで。
●会社:博人が働いている。IT企業の感じでOKです。
●街中:駅のホームや交差点など、日常の風景でOKです。
NAは向田博人でよろしくお願いいたします。
(イントロ+メインシナリオ+解説=3015字)
イントロ〜
はい、皆さんこんにちは。
今回は電話にまつわる意味怖です。
携帯から電話をかけてきて、
「私の携帯どこに行ったかアナタ知らない?」
と訊いてくる、ちょっと奇妙なお話です。
じっくり見れば【意味怖】の内容に気づくと思いますので、どうぞ暇な時にでもゆっくりご覧下さい。
メインシナリオ〜
ト書き〈博人の部屋〉
俺の名前は向田博人。
今年25歳になる普通のサラリーマンだ。
博人「お、掛かってきたな、はいもしもしー?」
百合子「あ、やっとつながったー♫ねー今度のバーベキュー、土曜か日曜にするって言ってたよね?」
博人「あー土曜日はみんなの予定が合わなかったからさぁ、日曜日に行こうってなったんだ。お前、日曜大丈夫かよ?」
百合子「そうなんだ。私は全然大丈夫よん♫」
博人「そっか。じゃあそういう事で材料の仕入れ、よろしく頼むわー」
百合子「ちょっと私1人に任せる気?」
博人「はは、冗談だよ冗談♫食材やなんかは俺がほとんど持ってってやるからさ、百合子はチャッカマンとかその辺のオプション品 頼むわー」
電話の相手は柏百合子(25歳)。
俺と幼馴染の同級生だ。
今度、俺達は仲間で集まって、河原でバーベキューをしようと計画を立てていた。
まぁ同窓会みたいな感じ。
ワイワイ楽しく出来ればいいなぁなんて今から楽しみにしていた。
ト書き〈翌日〉
翌日。
会社から帰って俺は自分の部屋でくつろいでいた。
博人「あー楽しみだなぁ。あと3日かー。バーベキュー久しぶりだなぁ♫」
その時、また百合子から電話が掛かってきた。
博人「おー百合子か?どした?」
百合子「今買い物してきた帰りなんだけどさぁ、チャッカマンとか他のものは全部あったんだけどー、ゴザだけなかったんだよねー。博人ん家に敷物とかあったっけー?」
博人「なんだそんな事かよ、大丈夫、大丈夫♫敷物なんかなくたって椅子持ってくからさ」
百合子「え?ごめん何だって?ちょっと声聞こえないの!電車の音がうるさくてさー」
百合子は会社帰りに買い物を済ませ、いま駅にいるようだった。
博人「なんだ駅かよ。だから大丈夫だって!俺が椅子とか全部もってくから」
百合子「え~でも今度たくさん来るんでしょ?そんなに椅子あるの?予備で敷物とか持ってったほうがよくない?」
博人「言ったって人数的には間に合うよ。いざとなりゃ立ち食いすりゃいいんだからさ。そんなモンどーとでもなるって」
百合子「そっか、じゃあ大丈夫だね」
博人「あー」
百合子「ところでさぁ、私のケータイ知らない?」
博人「はぁ?…携帯ってお前、俺がお前の携帯知るわけな…って今お前手に持ってる筈じゃねーかよ!」
急に素頓狂な事を言い出した。
百合子「それがさぁ、見当たらないのよー」
博人「は?お前何言ってんの?俺からかってんのかよw」
笑いながらそう言った直後、電話がプツリと切れた。
電話音「プープー…」
博人「あ!なんだよコイツ、急に切りやがって~」
そんな事を言われて急に切れたものだから、俺は少し変な気がした。
百合子は別に普段、こんな冗談を言う奴でもなかったし、ましてこの流れであんな事を言うなんて…と少しおかしかった。
ト書き〈会社〉
翌日。
俺は会社でいつものように働いている。
そして休憩になり、コンビニでパンを買って公園で食べていた。
その時、同じく幼馴染で級友の信二から電話がかかってきた。
こいつもバーベキューに来る予定。
博人「おー信二か?」
信二「オス!今大丈夫かー?」
博人「あー、休憩で飯食ってるトコさ」
信二とは昔から仲が良く、積もる話に花が咲く。
バーベキューの話は適当に切り上げ、世間話や仕事の事、上司への不満や彼女の事など、いろいろ喋って笑い合っていた。
博人「ちぇっ、お前は彼女居るからいいよなー。俺なんかもうここ数年ずーっと独り身だぜー。なんかこのまま行けばさぁ、生涯独身で終わっちゃうんじゃないかなぁ~なんて時々ふっと不安になるよ」
信二「そんなこと大丈夫だよ。彼女なんてちょっとしたきっかけで出来るもんさ。お前だって高校の頃モテたじゃねーかよ」
博人「モテてねーよ!」
信二「だって付き合ってたじゃねーか百合子と」
博人「はぁ?付き合ってねーって!どっから情報なんだよそれw」
信二「えー違うのか?確か俺の彼女がそう言ってたぞ?」
信二は高校の頃、同じクラスメイトの女子と付き合い始め、その交際が未だに続いていた。
だから俺はその彼女を知っているし、信二の彼女もまた百合子の事を知っていた。
博人「なーんだ、又そんなこと言ってんのかよー。ありゃデマだって前に言ったろ。あいつはただの友達だよ友達!」
信二「なーんだそうだったのかよー、真面目に聞いて損したじゃねーか」
博人「ははは」
信二「ところでよー博人、俺のケータイ知らねーか?」
博人「は?」
信二「いやねーんだよ、俺の携帯。どこ行っちゃったんだろ、お前しらね?」
博人「・・・お前も何言ってんだよ」
信二も昨日の百合子と同じように「自分の携帯はどこに行ったのか?」とマジマジ俺に訊いてくる。
俺は少しこの辺りから妙な気がしてきた。
信二「えー、だってねぇんだもんよー、俺のケータイ」
博人「なんだよ、お前も昨日の百合子と同じこと言ってんじゃねーか」
信二「ん?百合子?」
博人「あー、昨日 百合子から電話がかかってきてよ、今のお前とおんなじようなこと言ってたんだよ。自分の携帯どっかに行っちゃったって。そんで『私の携帯どこにあるのかアンタ知らない?』なんて俺に訊いてくるんだぜ。自分で手に持ってる筈だろうお前だって?なんかそれ流行ってんのかよ?」
信二「ふぅん。そうだったのか、百合子もかー」
そこでまた、電話がプツリと切れた。
博人「あ、あれ?おい、もしもし?もしもーし!…んだよ、あいつも切りやがった…」
ますます訳が分からない。
昨日に続いて今日。
信二も百合子と全く同じようにして電話を切った。
俺は少し怖くなり、すぐ信二に折り返し電話してみた。
でも繋がらない。
ますます奇妙に思い、続けて百合子にも電話してみた。
すると「現在使われておりません」のアナウンスが流れた。
ト書き〈その後〉
そして翌日。
バーベキューは中止になった。
理由は、百合子と信二が亡くなったからだ。
百合子は電車のホームで、信二は俺に電話をかけてきた交差点付近で亡くなったらしい。
解説〜
はい、ここまでのお話でしたが、皆さん【意味怖】の内容が分かりましたか?
それでは解説します。
百合子と信二は博人に電話をかけ、その途中で、
「自分のケータイがどこに行ったか知らない?」
と訊いて来ます。
「ケータイ」とはもちろん携帯電話の事。
自分で携帯を持って電話している筈なのに、のっけから変な展開でしたよね。
これは電話をかけている時の百合子と信二の状態に理由があります。
その種明かしはラストの部分にありました。
百合子は博人に電話をかけたプラットフォームで、実は事故に遭って亡くなっていたのです。
そして信二は博人に電話をかけてきた交差点付近で、同じく事故に遭い亡くなっていました。
つまり百合子も信二も死んだ状態だから電話を持つ事が出来ず、その為、
「自分のケータイはどこに行ったんだ?」
となった訳です。
この展開から知らない内に、
「霊になった百合子や信二と博人は喋っていた…」
という事になりますね。
百合子と信二は歩きスマホをしながら事故に遭い「自分の携帯がどこに行ったのか分からなくなった」という悲惨な結末を迎えていた訳です。
皆さんも歩きスマホには充分注意しましょう。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
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【YouTube】
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
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お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
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でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
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