表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/512

041 鴨女(かもめ)が泣いた日 5

「今ではもう緊張したときや気分を落ち着かせるのに一日に何本も吸うようになって、そのためのお金も……もう限界だったの」

 そこまで言って上倉晴子は言葉を詰まらせた。これは家の金にも手を出しているかもな。だからと言っておれから取っていいってことにはならないだろう。晴子にはおれが母さんの保険金で悠々と暮らしているように見えたのか? そんな金なら少しぐらい貢がせても罰は当たらないとでも思ったのか。

「そんなつもりじゃ! 確かに最初はそうだったけど……零一ならまた(・・)あたしを守ってくれるって思ったのよ」

 ん? また(・・)って前にそんなことしていたか?

「覚えてない? 遠足のときの……」

 んん? もしかしてあのこと(・・・・)か? ずいぶん昔だな……



 それは小学3年生の遠足のときのことだ。隣町の史跡や染色工場とかを見学する予定だった。

 昼はモンキーセンターで弁当の予定だったが、そこに屋台も出ていておやつを買うことができた。チョコバナナとかな。

 その中にトルコアイスの店もあって晴子もそこに並んでいたのだが、店員がアイスを渡すふりをして渡さないパフォーマンスを念入りにやりすぎたせいで、人にからかわれ馴れていない晴子はブチ切れて急に走り出していなくなってしまったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ