表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/512

037 暴君殺しのプレリュード 2

「それで次は丁字の番ってわけか。オレに何が訊きたいんだ? ただし手伝いはしねえぞ」

 給食の時間に遊茶公大はおれのゼリーに手を伸ばしながら言った。情報料の手付けは構わないが太るぞ。


 おれは公大に丁字信伍がやっているギャンブルのことを訊いた。「手を汚さない暴君」のあだ名の通り丁字は荒事には用心棒や子分を使って前に出てこない。人を支配して指図することに快感を覚えるワンマン社長タイプだからな。

 その一方で丁字はギャンブル狂だ。奴と直接対峙するチャンスはこれしかない。実際に人を動かすには金がかかるということもあるし手っ取り早く金を集める方法だということもある。それを抜きにしても一攫千金を狙って刹那に金がやり取りされる状況に魅了はまるのだろう。


 賭場で人気があるのはトランプを使った手本引きらしい。赤の1から3と黒の1から3を使い、親の伏せた札を読んで子がそれを当てる。色と数字の両方を当てれば参加料の300円(それ以上で3の倍数)が800円になる。そして短時間で何度でも勝負ができる。

 加えてこのギャンブルには救済措置がある。色だけ当たれば100円、数字だけ当たれば200円が戻ってくる。全損でないところがミソだ。配当があることで「ボロ負けでない」という安心感・・・を参加者に与えて長く賭場に留め置くことができるのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ