02B 青春金網デスマッチ VS.「足技の魔術師」鹿目康弘 5
「何がどうなってんだ? なんで鹿目がクソ雑魚とタッグ組んでんだ」
「オレにも分かんねえ。おかしなことになってるのは確かだが」
状況が飲み込めない赤井が緑川に話しかける。
タッグじゃ無いぞ。私は今回はセコンドだ。タッグマッチというよりは1対2の変則マッチだ。まあそれでも勝つのはスーパーストロング鹿目ロボだがな。
「人を変な名前で呼ぶんじゃねえ! 早く俺を自由にしろ、クソ雑魚が」
おかしなことを言う。何の価値もないド底辺のゴミクズが何かできるわけがないだろう? はっはっは。
「わざとらしい笑いをやめろ! おい、いいからクソ雑魚をやっちまえ!」
再び2人が私に向かってくる。
よーし、こっちも迎撃だ。行くぞ我が僕、鹿目ロボ! ……そこで「ま゛ー」とか言えよ、ノリが悪いな。
2人の攻撃を私はすべて鹿目ロボを盾にして防いだ。一瞬ひるんだ隙をついて鹿目キックや鹿目パンチで反撃する。その度に「痛え!」「やめろ!」と声が上がるが無視だ。因果応報の意味を身を持って味わったらいい。
赤井が疲れ果てて屋上に四つん這いになる。緑川はまだどうにか立っているが戦意喪失だ。
「やってらんねえ! おれは降りる。元は児島のことだしもう関係ねえ!」
「鹿目、お前ともこれっきりだ。もう友達じゃねえから声かけんな」
そう言って2人は屋上を後にする。しかしその絶交宣言は鹿目に届いてないぞ。とっくに気絶しているからな。




