027 青春金網デスマッチ VS.「足技の魔術師」鹿目康弘 1
翌日の給食時間に私は屋上に呼び出された。給食をまだ食べていなかったが、遊茶公大に取って置いてくれと頼んだ。プリン? ああ、食べてもいいが太るぞ。
屋上に行くと鹿目康弘と赤井敬五と緑川達郎が待っていた。通称カップラブラザースの赤井と緑川は立会人だと言うが最後は皆でボコボコにする気だろう。1対3か、まあ余裕だがな。やりすぎるな? 分かってるよ、イジメカッコワルイ。
「何で呼び出されたのか分かってるんだろうな、クソ雑魚オタク」
どうせ昨日の児島のことだろう。子分のケツ持ちか、ご苦労なことだな。
天頂の3日ルールはその間のリベンジを認めていないが抜け道がある。格上の仲間を頼んでの報復だ。人に頼ることで自分のランキングを下げることになるわけだが、私にやられたのがよっぽど悔しかったのだろう。
それに夏休み前のことがあるから鹿目は私を完全に見下している。庭に生えてきた雑草ぐらいにしか思ってないだろう。まあその雑草に足を取られて転んだバカがお前の子分なわけだが。そしてその馬鹿を飼っているお前も同類だということを教えてやるよ。
「何笑ってんだ、コラ! タイマンだ。もう一度身の程を分からせてやっからよ」




