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01D 取り戻せと言われても最初から無い 4

「調子に乗るなよ零一ィ、底辺のくせにさえずってんじゃねぇ!」

 突然日妹秋試が立ち上がり、激昂してテーブルをひっくり返した。食器や残った夕飯が床にぶちまけられる。怒声に日妹慶子の悲鳴が重なる。

 身長168cm体重80kgローレル指数160以上の巨漢がその場で息荒く仁王立ちになる。しかしおれに詰め寄ってはこない。いや動けないんだろう。


「フン! どうせお前ら底辺の一生なんてたかが知れてる。地元の高校を出て日雇いになって汗水たらして砂やセメント運んで年取ってくたばるだけだ。

 だがな、オレはお前らとは違うんだ。大学に行って大企業に就職して、お前らをあごで使う側の人間、エリートになるんだからな!」

 漠然としてよく分からないがとにかくすごい自信だな。だったらその方法をおれみたいな底辺にも教えてくれよ。とりあえずバイクを乗り回して飛び出した子供を轢けばいいのか?

「くっ! この野郎ォ!」

「秋試、やめなさい! 零一も何言い出すの!」

 もみ消して無かった(そういう)ことになってるからな。それでもあるなら聞いてみたいだけだ。無免許で事故って失明寸前の自意識過剰くんがエリートに駆け上がるサクセスストーリーとやらを。


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