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01A 取り戻せと言われても最初から無い 1

 夏休みも終盤近く、夕方アパートに帰るとドアに張り紙がしてあった。そこに「生活費を受け取りに来い」と日妹慶子の字で書いてあった。

 いつもなら20日に必ずおれのほうから日妹家に取りに行っていたのだが、それがいつまでたっても来ないので自分からアパートを訪ねてきたのだろう。



 その足で日妹家に向かいチャイムを鳴らす。二度鳴らしても反応は無い。いつもの嫌がらせだ。勝手口に回って声を掛けるのがいつものお約束になっている。

 それをしないで踵を返し帰ろうとすると、門まであと少しというところで玄関が開いて日妹恭太郎がおれを呼び止めた。鬼嫁の尻に敷かれてこの家での立場はあいかわらずペット以下のようだな。あるいはそういう性癖なのか?


 食堂に入るとおれを見たせんべい(本名クッキー、ヨークシャテリア)がけたたましく吠える。その横の食卓で日妹慶子と日妹秋試が夕飯を食べている。

 日妹恭太郎は部屋に戻ったらしい。また隠れて酒を飲んでいるんだろう。


 日妹秋試はおれを無視するように食事を続けている。トンカツにマヨネーズか。体によくないぞ。目にもな。


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