014 絶望の先で得られたもの 1
午前中はそのまま納屋でゼロワンと一問一答をしながら今後の計画を話し合う。取り込んだ魔子を変換しやすいように身体を【最適化】するトレーニングと瞑想を教わる。チャクラと対応する5大元素(地水火風空)を意識することが大事だという。
昼になったので近くの「つるみや食堂」にいって冷やし中華を食べる。食事はしなくてもよくなったのだが【吸収】するだけではやはり味気ない。五感がある以上欲求は普通にある。遮断することもできなくはないがそこはまだにんげんのつもりだもの。
午後は図書館に行くことにして、アパートに戻って自転車を引っ張りだす。ゼロワンが自転車に興味を持つ。ロスが多い? もっと早く走れる? じゃあ後で私用に作り直すか。愛車なら名前も付けなきゃな。
図書館に着いてさっそく本を手に取る。まずは百科事典だ。絵図や写真があったほうが紐付けて内容を楽に覚えることができる。
写し取るように丁寧に記憶する。本を【複写】して持っているだけでは役に立たない。ただし読む速度は以前より10倍は速い。【最適化】された目と脳のおかげだ。
記憶力だけでなく【最適化】は思考のロジックも飛躍的に向上させる。一つの言葉から連想するように思考が繋がっていく。そしてそれらをゼロワンのもつ知識と擦り合わせて深めていく。データベース? タグ付け検索? それなら新聞や雑誌はタグ付けのワードを増やしデータベースへのアクセスをスムーズにするマストなアイテムだな。これで意味合ってる?




