013 復讐のシンクロニシティ 2
そしてもう一つは以前の日妹零一を自殺にまで追い込んだ奴らへの復讐だ。
壮大な目標の前にそんなことと思うかもしれないが、やり返してきっちりけじめをつけないと先に進めない。私はそういうみみっちい人間なんだよ。笑うなら笑えばいい。
いっぱしの錬金術師を名乗るためにはそれこそ10年単位の時間が必要だろう。アレックスを救うためには寄り道なんてしたくないのも分かるが、そこはちょっとばかり目をつぶって欲しい……悪いなゼロワン、恩に着る。
私は【収納】していた遺書を取り出す。そこに書いた名前と相手の顔をもう一度思い返してみる。
父親の後妻、日妹慶子。
後妻の連れ子で同い年の義弟、日妹秋試。
私の父親、日妹恭太郎……はついでにだ。どうでもいい。空気だしな。
修浄中学3F、花札トリオの鹿目康弘。
修浄中学3G、同じく井ノ上琢郎。
修浄中学3C、同じく丁字信伍。
修浄中学3A、秀才クラスの委員長、村瀬鍾子……。
……ここに書いてないトモダチや他のセンセイやオトナも首を突っ込んでくるだろう。ただしそのときは私も手加減はしない。
特訓のモチベーションも上がるから遺書は時々出して見ることにするか。ダメージ? まあそのうち慣れる……はずだ。




