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67-side夏空-

二月、厳しい寒さがもう少しで終わろうとしていた。



夏空、秋帆、柳田の三人は無事私立に合格した。





そして・・・。





「秋帆!!おめでとう!!」





秋帆はダメ元で受けた東高校部活動推薦が見事に合格したのだ。受かってすぐに塾で合格を伝える。




「私、春の大会の成績で推薦通したからダメかと思っ

 てた。本当にびっくり。」




周りに聞こえないように小声でやりとりをする。





「朝比奈おめでとう。これで受験生一抜けだね。」





「気を抜かず勉強するけど、塾にはしばらく来ないか

 な。先生は来なくていいって言ったけどたぶん行か

 ないのが正解なんだと思う。みんなが受験終わった

 後にある最後の日だけ塾に来るよ。」



夏空は来てもいいとは思ったが秋帆の気持ちもよくわかる。




「夏空は学校で会えるけど柳田と会うのはしばらく後

 かな。よかったね。夏空と二人きりになれて。」




「秋帆はすぐそういう冗談言うんだから。」




夏空は意識してないせいかするりとかわすが柳田は毎回受け止めてしまうため顔を隠すしかなかった。





夜、冬花に秋帆の合格を伝えると冬花は自分のことのように喜んでいた。




(冬花さんがすごく喜んでる。嬉しいな。)




そして自分もあと少し頑張らなければと気を引き締める。



「卒業式の後に受験って本当嫌よね。」



話は変わり卒業式の確認を冬花はしていた。




「うん。全然卒業気分を味わえないと思う。」




(あんまり学校卒業することに何にも思わないし。)




「自分が卒業するときは卒業式めんどくさかったんだ

 けど、今は夏空の卒業式楽しみなの。」




冬花から楽しみという意外な本音を聞く。




「そう言われると少し緊張しちゃう。」




(でも冬花さんがそう思うなら私も少し楽しみかも。)





夏空の中学生生活も終わりを迎えている。

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