42
夏空の話が止まらない。
一生懸命に一から十まで話す夏空を見て、冬花は思わず笑ってしまった。
「あ、ごめん。冬花さん仕事で疲れてるよね。」
「違う違う。もっと話して。夏空の話聞きたい。」
どうやら例の子と仲良くなれたらしい。
「あ、そういえばね、秋帆も去年何かあったみたい
で。詳しくはまだ聞けてないけど。」
夏空の表情が曇る。
「女の子達にねビッチって言われてたの。私意味がわ
からないから調べようと思ってたんだけど、冬花
さん分かる?」
「ははーん。なるほど。美人な秋帆ちゃんが女子から
ビッチって言われてるのね。いつの時代も嫉妬は醜
いねぇ。」
冬花は夏空の言葉にピンときたようだ。
「ビッチっていうのはね、まあ男の人とたくさん
付き合っちゃうみたいな意味よ。」
「え、秋帆そんな感じじゃないよ?むしろ男子と話し
てるの見たことないし・・・。」
夏空が何かを思い出している。
「そういえば、新しいクラスになってすぐに、なんか
男子に言われてたな。」
「秋帆ちゃんにその気がなくても男子が寄ってくるん
でしょ。それで女子が嫉妬してるんだよ。」
「んー。どうすればいいかな。話聞いて何か助けれる
といいけど、話すの嫌かもだよね・・・。」
夏空は口を突き出して悩んでいる。
「夏空はさ、自分のこと秋帆ちゃんに話せるの?」
夏空は少し表情が止まったがすぐに答える。
「話せると思う。秋帆は私のこと聞いても嫌なことと
か絶対言わないもん。」
「なら夏空も聞いてもいいと思うけどな。学校帰りと
かに遊んでくればいいじゃん。なんならこの家遊び
きてもいいよ。」
夏空はぽかんとする。その発想がなかったようだ。
「え!?い、いいの!?ここに遊びきても。」
「そりゃ夏空の家でもあるんだし。全然いいわよ。
秋帆ちゃん部活は?」
「陸上部!でも毎週木曜日はどの部活もお休み。 だか
ら遊べるかも。」
夏空の目がキラキラと輝いてみえる。
(夏空が学校楽しめてるようで安心した。)
冬花はふふっと笑い夏空の頭をぽんぽんする。
夏空はうまく誘えるか今からドキドキしているのであった。
よろしければ感想、評価、ブックマークなどをしていただけると嬉しいです。励みになります。
今日気づいたのですが、評価が下がっていました。これは評価してくださった方が取り消したということでしょうか??
これからも精進いたします!




