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38-side夏空- 〜第二部〜

あっという間に3学期になった。




夏空は平穏な学校生活を送っている。




(友達は一人もいないけどね。)




愛姫と充紅は相変わらず一緒にいるが、前とは違い大人しい。夢希は夏空と同じく一人で過ごしている。




(友達いない分勉強頑張ろう。)




ここ最近、夏空は勉強するのが楽しかった。今まではやりたくても集中できなかったが、今は学校でも家でも落ち着いてできる。



何より、分からないところは冬花にいつでも聞くことができるのも勉強が進む大きな理由の一つだ。




(今までできなかった分、ちゃんとやろう。きっと冬花

さんも勉強できるし。)



夏空は集中して授業を受ける。







「来週は実力テストがあるでなー。そろそろ受験生に

 なる準備をしておけよー。」





鈴木先生の言葉に夏空ははっとする。





(受験・・・。私受験したい。高校に行きたい。)





冬花はもちろん賛成するだろうが、改めてちゃんと伝えたい。そしてできればいい成績をとっていい高校に行きたい。





夏空は実力テストに向けて頑張ることを決意する。





その日の夜、夏空はお風呂上がりのビールを飲んでいる冬花の隣にちょこんと座り話をする。




「冬花さん。あのね、私高校に行きたいなって思うよ

 うになったの。」




冬花はビールを机に置き、体ごと夏空の方を見る。




「勉強楽しいし、高校ではちゃんとした学校生活を送

 りたい。お金はかかっちゃうかもだけど・・・。

 アルバイトもするし、公立にいくつもりだからなん

 とかなるのかなって。」




冬花の顔をみるとお酒のせいか赤く熱った顔がにやにやと緩んでいた。





「高校に行くの大賛成!お金の心配ご無用!そんなに

 お金かからないから!私立でも公立でもいいから、

 行きたいところを探して行って欲しい。」





冬花はビールを一気に飲み干す。





「今度ね、実力テストあるからちょっと頑張ってみよ

 うかなって。私頑張る!ありがとう冬花さん!」




夏空はテストに向けてより一層やる気が入り、その日の夜から勉強を頑張るのであった。








第二部スタートです。


よろしければお付き合いください。


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