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日曜日の朝
ちょっとお洒落なカフェでモーニングを済ませた二人は、自宅の机で計画表を見ながら話し合っていた。
「やっぱね。何事も計画&練習が必要なのよ。」
男社会の中で勝ち抜いてきた冬花の強さの秘訣は、緻密に立てられた計画と継続的な努力である。
「先週、施設長さんにお願いして学校に連絡してもらったの。その後私も連絡して、月曜日保護者として学校に行くことになってる。」
「え?じゃあ冬花さん一緒に学校くるの?」
「そういうこと。里親のこと話してくる。」
冬花はグッジョブをしながらバリバリに決めていくと意気込んでいる。
「それで、私は・・・。とりあえずやめてってちゃんと言う。」
「そう。それでもし、なんか危ないことありそうだったり、呼び出しされたら私に急いで連絡して。鞄に携帯隠してさ。トイレとかでなんとか連絡して。」
規則違反を当たり前のようにすすめる冬花に夏空は改めて驚いた。
「あと、このボイレコっていうのは?」
「帰る前とかにさ携帯でボイレコ設定しよう。音なるかもだから、6時間目とか帰りの会の前にどこかで設定できるとグッジョブ。」
「これで会話をとるの?」
「そう。もしいじめを続けてくるようならね。やっぱ証拠が欲しい。」
冬花は口調を強めて続ける。
「でも本当にやばそうだったら走って逃げておいで。呼び出しされた場所が分かれば私もこっそり駆けつけるから。」
夏空は今のやりとりを携帯でメモする。
「わたし頑張るね。なんか前よりもずっと大丈夫な気がしてきた。」
もちろん怖いけどねといいながら夏空はうんうんと頷き、自分に大丈夫と言い聞かせていた。
「やめてって言ってやめたら少し様子を見よう。まあ最後のチャンスってやつよ。」
(まあ十中八九やめないと思うけど。)
子ども同士のことに大人が口出すのはいけないのかもしれない。
でも、やっていることはとっくに度が過ぎている。
(ちゃんとしたやり方でやり返してやる。)
冬花はメラメラと闘志を燃やしていた。
いよいよ明日、夏空は約半年ぶりに学校に行くのであった。
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