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あっという間に夏が終わり、11月に入る頃になった。涼しさが寒さに変わり始める。
(この半年間、駆け抜けたなぁ。こんなに突っ走ったのは新卒以来かも。)
この半年間で冬花の生活は大きく変わった。
まず、週に3.4回は施設に通い夏空をはじめ子ども達の勉強をみたり遊んだりした。
その時間を作るために、鬼のように仕事をこなす事ができたのも冬花が今まで頑張ってきた証である。
そして、里親制度に登録するために研修や実習をうけた。児童相談所の人が家庭訪問にもきた。里親になれるかが気になってソワソワした日もたくさんあったが、つい先週待ちに待った里親認定通知書が家に届いた。
通知書を見たときの喜びと安堵感は今でも胸に残っている。
夏空の生活も大きく変わった。
学校に行くのをやめたのだ。施設長は毎日お休みの連絡を入れている。理由は「学校に行きたくない。」の一点張りにしている。学校の先生はときどき施設に訪れ、話をしているようだが、いじめに気づくことはない。
「相談所の人が来ました。夏空、冬花さん、お話室へ。」
佐々木先生が2人に声をかける。
(今日という日を私は永遠に忘れないだろう。)
夏空と目を合わせ互いに微笑んだ。




