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13-夏空side-

(食欲が全く湧かない。)


夏空は施設長と冬花がどんな話をしているか、気になりすぎて夕食に手がつかない。


(本当に冬花さんと暮らせるのかな。)


想像しただけで幸せな気持ちになる。



「ごちそうさまでした。」



食事を終え、出入り口の辺りに座る。



(いつもお話する部屋の明かりがついている。たぶんまだ帰ってない。)



冬花の姿をもう一度見たくて、廊下に座り込みながら今度は学校のことを考えていた。



(冬花さんが学校に行かなくていいって言ってくれた。)



今まで行かないという選択肢があるとは思ってもいなかった夏空。


(佐々木先生に言ってみようかな。たぶん学校休ませてくれる。佐々木先生はめんどくさがり屋だから。)



佐々木先生は少なくとも悪い人ではない。ただ、事なかれ主義でめんどくさがり屋であることを夏空はずっと前から見抜いていた。



(いじめのことも多分気づいてる。ただ、対応する時間と気力がないんだと思う。休みたいと言えば休ませてくれそう。)



冬花達の話はまだ終わらない。もうそろそろ、お風呂に入ったり寝る支度をしたりしなければいけない時間になっている。




夏空は諦めてその場を後にする。





冬花達の話がどうなったか



勇気をもって学校を休むこと



久しぶりに明日という日が待ち遠しくなった夏空は、ぎゅっと拳を握り、今日決意した勇気を掌に閉じ込めた。



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