詩とか散文とか(仮名)
- 選択肢 -
子供の頃は、親や先生や周りの大人が 幾つかの選択肢を教えてくれた。
その中からイイと思うものを選んで生きてきた。 いや、選ばされてきた。
自分がどんなに、こっちの選択肢がイイと思っても
結局それを選べずに、”よさそうなもの” を選んできた。
そして、学校と名のつくものを卒業した途端
自分が本当にイイと思うものを選んべるようになった
だけど、自分自身で選択肢を見つけることができなかった。
僕は何も知らなかった。 何が自分にとって一番イイのか?
それにはまず、いろんな選択肢を探さなければならなかった。
”選択肢” 一つじゃ足りない 二つでも足りない もっともっと・・・
選択肢を探しているうちに いら立ち感じるようになった。
僕には何ができるのか? この世の中には何があるのか?
僕は空白の苛立ちを胸に抱えこんだ。
そして、適当な選択肢の中から、”よさそうなもの” を選ぼうとしていた。
その時、僕はふっと気付いた。
ここで何か一つ選択肢を選んでも、また次の選択肢が現れる。
自分でいろんな選択肢を探して、自分自身で選ぶこと自体が
自分にとって一番イイことじゃないのか?
”いろんな選択肢を探して、自分自身で選ぶこと”
”選択肢を探すこと” は無限の可能性を探すこと
”自分自身で選ぶこと” は可能性に対する強い意思
”自分にとって一番イイこと” は、きっと自分自身を信じること
自分自身で選択肢を探していますか?
自分自身で選んでいますか?
自分自身を信じていますか?