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Real~Beginning of the unreal〜  作者: 美味いもん食いてぇ
2章〜土豪劣紳〜

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William

 


「……やはり銃火器は効かない、か」


 与えたダメージは火傷程度。

 もうもうと舞う砂煙の中、雄叫びを上げモンスターの大群が駆け出した。


 数歩でトップスピードに達した2匹の獣型が、棒立ちのウィリアムに向け一気に距離を詰め牙を剥く。


「ギガ⁉︎」「ギュエ⁉︎」


 刹那、ウィリアムの周囲の空間が波打ち、触れた2匹が血を吐き吹っ飛んだ。


「奴らは恐らく新大陸のモンスターだ。銃火器は牽制、攻撃は魔法に限定しろ。部隊長を先頭にΔ(デルタ)の陣形」


 ウィリアムはモンスターの大群に向かって正面から1歩を踏み出し、獣の臭いが混じった潮風に軍服をはためかせた。



「……5分で終わらせるぞ」

「「「「「「Roger」」」」」」



 ウィリアムに飛びかかったモンスターを、彼の背後から飛び出した『Beaster』3人が切り裂く。

 同時に白雷を纏ったウィリアムの姿が掻き消え、白砂のビーチにレッドカーペットが敷かれた。


「……(首魁はどこだ?)」


 ウィリアムはボタボタと降る肉片の雨の中、手当たり次第目についたモンスターを蹂躙してゆく。しかし流石新大陸産、固い。部下達では多少手こずるか。


「キシャァアアア」


 サソリ型モンスターが振り抜いた巨爪を無造作に振り払うと同時に、またも空間が波打つ。


「ァアッボビュ⁉︎」


 瞬間巨爪が腕ごと吹っ飛んだサソリの顔面に前蹴り。空間が揺れ、サソリの顔面が陥没、逆側から内臓を全てぶちまけさせた。


「……ッ」


 白い残光を残し砂を蹴り駆ける。殴り飛ばし、叩き潰し、弾き殺し、蹴り飛ばす。


「ゴルァアア‼︎」「ギェッギェ‼︎」「ボルルルル‼︎」


「……」


 自分に向けられた高威力魔法の一斉攻撃を冷静に見定め、――発動。



「『Reflect(反射)』」


 刹那空間が波打ち、ウィリアムに触れる直前で全ての魔法が向きを変える。


「「「「「――ッ⁉︎⁉︎」」」」」


 数倍の威力で射出された魔法は、放った本人に着弾し大爆発を起こした。



 William Long――Ruler(支配系)――『Ασπίδα Αίγ(アイギスの盾)ες』



 彼に向けられた害意がその身に届くことはない。

 彼に向けられた凶刃は数倍になって跳ね返る。

 攻防一体最強の盾。


 あらゆる邪悪を払い除けるその男の前に、


「……」




「…………フシュゥゥゥコココココ……」




 白き邪悪が舞い降りた。


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― 新着の感想 ―
[一言] 新大陸から溢れて来たりすんのか。だとしたらただ自国のモンスター倒して終わりには出来んなぁ。
[良い点] 絶対反射とかw いつかは出てくるかと思ってたけども! こいつに攻撃が通るとしたらもうエルロコみたいな 魔素消失結界使うしかないんじゃね [気になる点] 本文とルビ、どっち読めばいいの?
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