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龍神サマに喰われてなるかっ!  作者: 一花香苗
コバルトノベル版
9/9

 終章 赤き龍の繰り人

 どうやら本当に認められたらしい。

 散々迷って下りることのできなかった山道は、まさに魔法が解けたかのようにあっさり通過。次第に村が見えてきた。

「も、もういいっ! 降ろしなさいっ!」

 霧の中、かすかに見える低層の家屋。見覚えのある町並みが見えてきたところであたしは叫んだ。

「なんでだよ? 怪我してんだから遠慮するなって」

「恥ずかしいのっ! 言うとおりにしなさいっ!」

 あたしは今、ザクロに抱きかかえられている。

 というのも、足元を爆破させるなんて荒業をやった際の怪我に気付かれ、それを心配したザクロが強引にそうしたからだ。手当てはちゃんと済ませてあるし、痛みはあるものの歩けないわけではない。

(まぁ、結構派手に焼けていたから、見た目はかなり悲惨な状況ではあったのだけど)

 それにしても心配すぎだと思う。

 とはいえ、あたしに怪我を負わせるつもりがなかったザクロにとっては非常事態だったようで、気付いたときの動転ぶりはあたしがなだめることができないんじゃないかと逆に焦ったほどだ。

(炎を使えるのにあえて物理攻撃にしてきたのはそのためなんだろうし。そういうのに気付いちゃったからおとなしくされるがままになったわけで)

 喚くあたしに、ザクロはにやりと笑って口を開いた。

「別に龍神が龍の繰り人に従わなきゃならんわけじゃないからなぁ」

(くっ……わざとこれやってるっ!)

 あたしは恥ずかしさで真っ赤になりながらもう一度叫んだ。

「そういう意図はないっ! いいから降ろしなさーいっ!」



 ザクロに案内されて到着した赤紫の霧に包まれた村は早朝だというのににぎやかだった。

「えっと……これは何の準備?」

 龍神の祭りの最中ではあるはずなのだが、それとはまた違うように思える。昨日この村に到着したときと雰囲気が変わって見えた。

「君の『龍の繰り人』合格祝いさ。構わないだろ?」

「合格祝い……?」

 あたしは状況が飲み込めず、ぽかんとしてしまう。そんなあたしを見て、ザクロは続ける。

「なんだ、嬉しくないのか? 村人全員で祝ってやろうって言うのに」

「え? あっ……」

 嬉しくないだなんてとんでもない。文化調査員になったときも、こんなにたくさんの人に祝ってもらえなかったのだ。まさかこんな催し物が待ってくれていただなんて。

 胸の奥がジーンとする。涙が出そうになって、咄嗟にあたしは目を拭った。

「嬉しいに決まっているじゃない」

「そう。それは良かった。俺たちは君がこの村に戻ってくる日をずっと心待ちにしていたからな。きっと盛大なものになるぞ」

 楽しそうに笑って村の人々を見つめる横顔が視界に入る。

(え……?)

 ザクロが告げた意味がわからない。何のことを言っているのか、あたしの聞き間違いではないかと思って彼を見上げ、そこで思い出す。

(そうだ。あたし、まだ彼に聞いてない。あたしの家族のこと――)

 ザクロが龍神様であるとわかって驚いたり、怪我しているのが見つかって大騒ぎしたりしていたせいですっかり忘れていた。いつでも訊けるとわかってほっとしてしまったと言うか。

「ねぇ、ザクロさん」

「ん? なんだ?」

 彼の炎の瞳があたしに向けられる。

「一つ確認させて欲しいことがあるんだけど――」

「おおっ! 帰ってきてましたかっ!」

 あたしの台詞を遮って声を掛けてきたのは、忘れようもない憎き相手。

 怒りの気持ちはすぐさま沸点に到達し、ザクロに言おうとしていた台詞そっちのけで、瞬時に声の主を視界に捕らえる。そしてあたしはつかつかと移動し、対峙した。

「村長っ! よくもあたしを生け贄にしてくれたもんですねっ!」

 怒りを爆発させて怒鳴ると、村長はあたしが口を開く直前に耳をふさいでやり過ごした。

「いやいや。無事なようで何よりです」

「無事って……酷いじゃないですかっ! あたし、本気で死ぬんじゃないかって思ったんですよっ!」

 あたしが不満な気持ちを込めて抗議していると言うのに、村長はとても涼しげに微笑んでいる。そして中年の彼の視線は、あたしの後ろに立つ大柄の青年に向けられた。

「やはり彼女があなた様が捜し求めていた娘だったと思ってよろしいですか?」

「えぇ」

 照れくさそうに頬を掻くザクロ。そんな彼に上機嫌な村長は話を続ける。

「それは喜ばしいことです。こちらに顔を見せたという事は、適性もあるとみてよいのでしょうかね? うまくやれそうですか?」

「この地域の呪縛を破るには充分な力は宿してるし、問題ないだろう。相性も悪くないはずなんだが、今のところ片想いのようで」

 軽い口調で冗談めかし、ザクロは肩を竦めて自嘲気味に笑う。

(ん……あたしはどこから突っ込んだら良い?)

 ザクロの何気ない台詞には気になる単語がたくさん並んでいた。どこから詳しい説明を求めたらよいだろうか。

 あたしがむすっとしたまま視線をザクロに向けていると、彼は気の良いお兄さんのような調子で話しかけてきた。

「何がそんなに不満なんだ?」

「だって村長を巻き込んであたしを陥れたってことでしょっ! みんなしてあたしに『龍の繰り人』の適性があるかを試していたってことなんじゃない。ひどいわ、黙ってるだなんて」

 責めるような口調で告げるあたしに返してきたのは、ザクロだった。

「そう腐るなよ。――それに、君は本来ならこの村か、少なくとも俺の支配する地域で育ち、もっと早く出会うはずだったんだぞ」

(なんですと?)

 あたしはザクロの話に耳を傾け集中する。自分の出自に触れたからだ。

「ね、ねぇ、それってどういうこと? あたし、この近くで保護されたんだって聞いているけど」

 だからこうして逢いに来た――その思いは口にはせず、ザクロの反応を窺う。

「保護されて、他の地域に引き取られたってことか……運命を呪うぞ。手間かけさせやがって」

 言って、ザクロはため息をつく。

「ねぇ、どういうことなの? それに、あたしを探していたみたいだけどどうして?」

 あたしは彼を探していた。それは自身の両親の行方を、自分の出自を知るため。

 でも、彼はどうしてあたしを捜していたと言うのだろうか。『龍の繰り人』であるあたしを捜し求めていた理由とはなんなのか。

 あたしが必死な気持ちで訊ねると、彼は真面目な顔をして答えた。

「俺には君の力が必要だからだ。別の地域の龍神たちと話をしたい、その願いを叶えるためにな」

「他の龍神と話を? なんのために?」

「いや、さ。この地域を生まれたときから管理してきたわけだが、このままでいいものかと思って。人間たちにしろ動物たちにしろ、この地域に根付くあらゆる生き物たちは特に不満なことはないみたいだけどな。だが、他の地域から来る連中を見ていて疑問に思ってさ」

 そこではっとした顔をしてザクロはあたしに問う。

「――そういえば、君は他の地域にいたんだろ? この辺と比べて、どうなんだ?」

「どうなんだ、って言われても……」

 いきなり問われても咄嗟に答えられない。

 物心がついてから過ごしてきた文化調査委員会本部がある町は大都市だ。道はきれいに舗装され、格子状に延びて整理されている。建物もこの辺りよりは高く、塀なんかもあってしっかり管理されているような感じだ。水もきちんと確保されており、各地域に行き渡るように計算され、急な大雨や旱魃にも対応できるようになっているのが自慢。商業は活発で様々なものが行き交い、そのせいか人々の動きも早い。たくさんの人間で賑わい、朝も晩も騒がしい。

(だけどどこか他人行儀な感じがして、あたしは馴染めなかったんだ)

 そんなにぎやかで明るい町の中、あたしは身寄りのないことを寂しく思いながら施設で暮らしてきた。よそ者のあたしをみんなは可愛がってくれたのだけど、それはそれで距離や壁を感じた。親のいない可哀想な女の子――そう思われるのが嫌だったからかもしれない。だから早く一人前になりたかった。自分の出自を知りたかった。

(――だから文化調査員になって、赤の龍神様に会いたかったの)

 そんなことを思うと、この赤の龍神様の村は懐かしいような気がした。作戦だったとはいえ、あたしをもてなしてくれたことはとても嬉しかったし、どこかあったかい気持ちになった。居心地が良かった。それがどうしてなのかわからなかったし、それ故に油断が生まれたのだと言い訳したいくらいだ。

(うん。今ならわかる。ここがあたしの原点だからなんだって)

 低層の住宅、開かれた農地、整備の行き届いていない土そのままの道や、あるがままの川。不便そうに見えても、生活には困らない程度にそろっている場所。

 あたしはザクロの問いにしばし悩んだあと、ゆっくり答えた。

「こことはだいぶ雰囲気や設備が違うかな。人々が暮らすのに都合がいいように整えられているといった感じかしら。確かに便利なところがたくさんある町だけど、あたしはこの村の雰囲気も好きよ」

 言って、にっこりと笑う。何も不安がることはないよ、そう言う気持ちを込めて。

 この地域のことを意識している龍神の守護する場所だからこそ、そこで暮らしている生き物たちから好かれるのだろう。

「むむ……そう言われると照れくさいが、ならばなおのこと他の地域を見てみたいもんだ。人間に聞くだけじゃ物足りないからな。気になるばかりでどうにもおさまらん」

 あたしの答えに、ザクロは少しだけ頬を赤らめて視線を外すと腕を組んで唸る。本当に照れているらしく、それがちょっと可愛く感じた。

(それはさておき、よ)

 あたしは次の疑問を思い出し、ザクロにぶつける。

「――ところで、ザクロさんの目的はわかったけど、どうしてそのために『龍の繰り人』が必要なの? 地域の呪縛がどうのっとかさっき村長と話していたけど、とどのつまりどういうことなわけ?」

 他の龍神に会いたいなら、そうすればいいはずだ。わざわざ『龍の繰り人』を必要とする意味がわからない。

 あたしの持つ知識では『龍の繰り人』とは龍神たちを束ねる存在であるということくらいで、具体的にどんな力を持っているのかはわかっていないのだ。

 あたしの問いに、ザクロは「そういえばまともに説明をしていなかったな」と独り言のように呟く。

「知っている話かどうかわからないんで順に説明するとだな――」

 彼は面倒くさそうにしながらも、真面目な顔をして続ける。

「どんなに力を持った龍神でも自分が守護する地域から外に出ることができない。これを俺は呪縛と言っているんだが、『龍の繰り人』がいるときだけは例外だ。力に見合う『龍の繰り人』と契約した龍神は、彼らの力を利用することで他の地域に移動できる。それでやっと他の龍神と対面することができるわけだ。俺らにとって『龍の繰り人』というのはそういう橋渡しを担う重要な存在というわけ」

「その点は了解。初めて聞いた話だけど」

 よくよく考えてみると、どうして国が『龍の繰り人』を探しているのか知らなかった。龍神を従えることのできるすごい人だから、きっと敵に回したくないのだろう――そのくらいにしか想像していなかった自分をちょっとだけ恥じつつ、ザクロの興味深い話に耳を傾ける。

「――で、俺にとって君はそういう橋渡しをするために必要な存在だった。生まれたときから、君にはその証が刻まれていたはずなんだ。だが、何者かの陰謀か、運命のいたずらか、君は俺の守護地域から離れてしまった。ゆえに俺との繋がりが断たれ、俺は困っていたと言うわけだ」

 胸の痣の辺りを指差して言うザクロに、あたしは首をかしげる。

「そのあたりのこと、よくわかんないんだけど、あたし以外に代わりになりそうな人はいなかったの? あたし、自分がそんな役目を果たせるだけの力を持っているだなんて意識したことなかったんだけど」

 誰よりもうまく炎の魔法を扱えるのは自慢だったが、所詮その程度の話だ。世の中を見ればこれくらいできる人間はごまんといるだろう。

 不思議に感じながら見つめ続けるあたしにザクロは続ける。

「君以外に俺の『龍の繰り人』はいない。少なくともこの世代で生まれてくるのは君だけなんだ」

「うーん……じゃあ、他の龍神様にもあたしみたいな『龍の繰り人』候補はいるわけ?」

 複数人の『龍の繰り人』が存在するかということはよく知られていない。同時期に存在したと伝えている書物は今のところないようなのだ。

「さぁな」

 あたしの問いは、期待とは別の方に返された。

「さぁなって……」

「だって俺、他の龍神に会ったことないし。会うには『龍の繰り人』にいてもらわなきゃならんし。ちょっとした話は村人経由でいくらか聞けるけど、そんな細かい話まではしないだろう……って」

 妙なところで言葉を切るザクロ。見開かれた炎の瞳がかすかに揺れる。

「どうかした?」

「まさか、俺が……」

 言って、ザクロはその大きな手をあたしの両肩に置いた。真っ直ぐ見つめてくる瞳は心を反映しているのか、陽炎のようにゆらゆらと揺らめく。

「落ち着いて聞いて欲しい」

「……え、えぇ」

 あたしはコクリと頷いて、ザクロの話の続きを待つ。彼はゆっくりと口を開いた。

「もしかしたら――俺が君の両親を殺してしまったのかもしれない」

 ザクロが……あたしの両親を殺した?

「な、何言って……」

 あたしの身体は震え始めていた。

 もしかしたら既に他界しているのかもしれない、そうは思っていた。文化調査員の試験を受けるのに必要な自分の身元を確認してもらったとき、どうしても辿ることができなかったから。

 だから、いつかそう告げられるんじゃないかと想像していた。覚悟しているつもりだった。

(なのに……ねぇ、嘘でしょ?)

 赤の龍神様が、あたしの両親を殺しただなんて。

(なんで? ねぇ、なんでよ?)

 視線を逸らして逃げてしまいたい気持ちと、真実を求め確認したい気持ちが交錯して、結局なにもまとまらないまま、ただじっとザクロを見つめてしまう。

 動けなかったのだ。心も、身体も。

「あぁ、俺もうまく処理できていないんだが、どう考えても俺が原因を作ったとしか思えない」

「原因って……?」

 搾り出すように告げる台詞。想像以上にあたしの声はかすれていた。笑えない。

「俺が迂闊だったんだ。君を『龍の繰り人』として選んだことを、言い触らすだなんてことをしたのが間違いだったんだ。俺はただ、みんなに君を守って欲しかっただけなのに」

「言っている意味がわからないわ」

 あたしは首を横に振る。視界も涙で歪み、よく見えない。

「だから、それが原因なんだよ」

 ザクロの声は淡々と響く。

「――君に『龍の繰り人』の力が宿っているのを知った君のご両親は、余計な脅威からしばし身を隠すために封印の儀式をし、その途中で亡くなったんだ。詳しい原因はうやむやになってしまったが、獣に襲われたのは確かだ。これまでは不幸な事故として片付けられていたが、これはおそらく他の何者かの力が介在している。君の力を善しとしない者が、邪魔をしたのだと考えていいだろう」

「でも、それなら、ザクロさんは悪くない……あたし、あなたを恨んだりしないよ? 仕方ないじゃない。あなたはそれが良いと思って、あたしのためになると思ってそうしたんだから。不幸な事故――あたしはそう思うことにするわ」

 ぽろっとこぼれる涙。それをそっとザクロは拭ってくれた。

「ありがとう。君の両親を守ることができなかった分、せめて君を守らせてはくれないか? 君さえいてくれれば、俺はどこまでもついて行くことができる。全力で君を補佐すると誓う。だから、俺と契約をしてくれないか? 俺の『龍の繰り人』になってくれ」

 真っ直ぐな思いが伝わってくる。真剣なんだってわかる。

(あぁ、そっか……)

 やっと彼の本心が見えた気がした。

 初めに会ったときの印象は悪かったし、始終からかっている節があって気に喰わなかった。だけどそれは、あたしに正体を隠すのに必死だったからなのだろう。彼の不器用さが、そんな態度に表れていたのだとしたら――。

(神様扱いされている存在なのに、変な龍神様……)

 あたしはふっと緊張を解いて笑みを作った。上手に笑えているかわからないけど。

「大丈夫。大義名分なんていらないわよ。あたしはこそこそされるのが嫌ってだけ。もう隠し事はないんでしょ?」

「……?」

 あたしが笑った意味がわからなかったのだろうか。きょとんとするザクロに、あたしは自分の目の端に残った涙を弾きながら続ける。

「――文化調査員ってのはね、『龍の繰り人』を探すための組織でもあるの。あたしが『龍の繰り人』になれるなら、前例がなくてもあたしはやるわよ。やるしかないってことなんでしょ?」

 自分の首に下げた身分証を握る。新しい目標ができた。とてもやりがいのある大きな仕事だ。

「協力してくれるなら、あたし、頑張るわ。ザクロの願いも叶えられるように努力する。文化調査員であるあたしなら、きっと誰よりも他の龍神様に会う機会が多いと思うし」

 言ってあたしはザクロに手を差し出す。

「――至らないところも多いと思うけど、よろしくねザクロさん」

 ザクロの表情がぱっと明るくなった。

「あぁ。よろしく頼む! アンズ」

 あたしの手を包み込むザクロの手はとても大きくて、とても温かで――彼なら一緒にいてもうまくやっていけそうだと、なんとなく確信した。

(それ以上に……)

 ザクロの中で何かが変わったのがわかって、あたしはくすっと笑って続ける。

「ザクロさん、やっとあたしの名前を呼んでくれたわね。名前、覚えられてないのかと心配しちゃった」

「なっ!?」

 指摘してやると、ザクロの顔がみるみるうちに真っ赤に染まる。手もぱっと離してしまうし、かなり動揺しているようだ。

(あら、意外な反応)

 あたしは面白くって、にやっと笑って思わず続ける。

「何? 照れてるわけ? あたしの名前を呼ぶのにそんなに抵抗があっただなんて気付かなかったわ」

「くっ……もう呼ばんっ! 龍神をからかうなっ!」

 これでこの話は終わりだと言わんばかりに、ザクロは村長に視線を向ける。それを合図に村長は声を張り上げた。

「よーしっ! これから祝いだっ! 『龍の繰り人』の誕生を祝してなっ!」

 村長の号令に村がざわめき、盛り上がる。


 こうしてあたしはザクロとともに『龍の繰り人』としての日々を開始したのだった。


【了】


アンズとザクロの物語はいかがでしたでしょうか?


なにやら物語が続きそうな気配ですが、

続編はございません。

そういう部分も落選の原因にあるのやも知れませんね。


では、またどこかでお会いできることを祈って。

ここまでお読み下さいまして、ありがとうございました。

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