ドラゴンスレイヤー
それは、災厄と共に現れる。
自ら以外を塵芥と断じて疑わないその傲慢は、神の怒りを買うことになろうと、崇敬に恍惚を刷り込み、生あるものを惹きつけてやまない。
人の身で抗うことは許されず、神ですらその自由を奪うことは敵わない。
しかし、それは不死ではない。不老であっても、不死ではない。空を掴もうと、地を引き裂こうと、死が平等であることは変わらない。遍く死は敵である。
もしも、死を与えることができたのならば。
剣を突き立て、槍で突き刺し、斧を振り下ろし、それの命を刈り取ることができたならば。
憧憬と畏怖の念を込めて、こう讃えられるだろう。
ドラゴンスレイヤー、と。
自ら以外を塵芥と断じて疑わないその傲慢は、神の怒りを買うことになろうと、崇敬に恍惚を刷り込み、生あるものを惹きつけてやまない。
人の身で抗うことは許されず、神ですらその自由を奪うことは敵わない。
しかし、それは不死ではない。不老であっても、不死ではない。空を掴もうと、地を引き裂こうと、死が平等であることは変わらない。遍く死は敵である。
もしも、死を与えることができたのならば。
剣を突き立て、槍で突き刺し、斧を振り下ろし、それの命を刈り取ることができたならば。
憧憬と畏怖の念を込めて、こう讃えられるだろう。
ドラゴンスレイヤー、と。