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未来予想図  作者: 星田実の里
第一章
5/10

シュガータイム

佐野元春の大ファンの私。

19歳の時に、同じ新入社員として入社した、Kさんから教えてもらったアルバムだ。

かなり、衝撃的だった。

『シュガータイム』は、佐野元春の、三枚目のアルバムである『サムディ』に収録されている最初の曲だ。


この曲を聴いていると、Kさんとの思い出が蘇って来る。


私とKさんとは、高卒で入社した写真とカメラを取り扱う会社の同期である。

今は、時代の流れと共に、倒産してしまい、跡形もないけれど。


でも、その時代においては、カメラやDPEの普及でかなり流行っていた。

同じような業種で今尚残っている会社もある。

ヨドバシカメラとか、カメラのキタムラとかがそうだ。


私が就職した会社は、田舎の小さなカメラ店で、それでも20店舗ほどのチェーン店を運営していたので、その頃の地場産業としては成功していた方だったと思う。


Kさんは、同い年だけれども、私よりもとても大人びていた。

ちょっとインテリ風だった。


”何で彼ほどの頭のキレる人が、大学に進学しなかったのかなあ”と、それがいつも疑問だった。


面と向かって聞いたこともあった。


”何で大学に行かなかったの?”


”・・・・。”


彼は何も答えなかった。



とても話が合う人だった。

同性の友達よりも、はるかに。

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