青砂の流れる川8(戦闘)
土と葦で作られた壁
天井のない円柱形の空間
月明かりが差し込む砦の中
身を寄せあい恐怖に耐える獣人
隅で眠る美しい二人のエルフ
■システィーナの視点
「オイ、起きろ。いつまで寝てるんだ!」
「ぅ、ぅう~~ん……」 うめく私。
「姉さん、アル。起きてくれ」
「「う……うぅ~~ん」」
眼を開けると、神経質そうな顔と優しげな顔があって、楕円形に切り取られた星空が目に映る。
「あ、あれ? ここは?」 なぜ寝ているのか記憶がない。
「スラン? どうしたの?」 隣でアルの声。
私たちは二人そろって寝かされていたみたい。
「フン、オークどもが来たぞ!」
「「オーク!」」
二人してガバッと起きると、途端にめまいが! うわあ~~、頭がぐらぐらして世界が回る~~!
「しっかり、大丈夫だよ」 弟がアルの背中を支え「ごめんね。砦造りで無理をさせてしまって。戦いの場にかかりっきりで気づけなかった」
反省しながらも、アルを優しく支える弟に、姉としては寂しいけれど、それでいい!
はわぁ~~、アルは恥ずかしそうに俯くと目の周りが赤くなった! 可愛い! 可愛い! 何でアルはこんなにも可愛いんだろう?
「フン、その様子ならお前は大丈夫だな」
「もうっ!」
何よ! もうちょっと心配してもいいと思うわ!
「起き上がれ、オークが来るぞ!」
「そ、そうだ! オークだ!」
私は思い出した! オーク襲来に備えて砦や防護壁やらを作っていたことを! その後の記憶がないのは、途中で気を失ったからだ!
「砦は完成した!?」
「ウム、よくやった」
言い方! もうっ何なのよ、その偉そうな態度は!
上体を起こすとまだ頭がクラクラするものの、次第に慣れてくる。この症状は霊力を使い果たした後に出る症状の一つだ。
「姉さんとアルが気絶してから六時間くらい経つけれど、霊力はどれくらい回復したかな?」
「六時間も……」 そんなに寝ていたんだ「マックスの二~三割くらいだと思う」
「私も」
「そうか。なら休みつつ、状況に応じて精霊魔法を使ってくれるかい?」
「「分かったわ」」
と私は今の状況を訊ねた。
「オークたちが来たって?」
「うん、四キロほど離れた場所にいるらしい。部隊を半分に割って移動しているって」
「そ、そうなの!?」
私はゆっくりと立ち上がると、クラクラする頭を振りながら矢を放つための台までやってきた。砦の壁の上部には、弓矢を射つための胸壁(凹凸を作った壁)を作ってあるの。胸壁から外を覗くと……
「はわ、ゾロゾロいる」
「川向うとこっち側で分けて配置するとコークリットさんが」
「はっ、そうだ! コークリットさんは!?」
「予定通りらしい。大丈夫だって」
「~~~~~~~っっ!!」
うう~~っ! 心配だよ~~! また怒りの精霊が胸を焼いたらどうするの~~!!
「フン、心配はむしろこちら側だろう」 いつも以上に不機嫌な嫌味男が周囲を見渡して言う「この砦内を見ろ。女・子供ばかりで、外にはケンタウロスの戦士七名だ。これでオークを迎え撃たねばならん」
ああ、言われて気が付いた。
砦内では獣人の非戦闘員が葦で弓矢を作っている。このメンバーでオークやオーガー、ヘルハウンドの攻撃を耐え忍ばなければいけないんだ!
あわわ、ハラハラしてきた! ソワソワと落ち着かなくて、何だかトイレに行きたくなってきた!
とその時、外から怒声が響き渡る! はわわ、頭一つ大きいオークが! 何あの巨体! 遠目に見ても、周りのオークより背が高く横幅も大きい! 武器も私の身長くらいありそうな棍棒を軽々と振り回して!
「フン、あれが副族長のメスらしい!」
「「あ、あれが!?」」
副族長はハルさんと罵りあっている! 何て大きい声!
でもハルさんの言葉に!
オークたちが叫び声をあげた!
「「ブギイイイイイイイイッッ!!」」
「「うわああっ!」」
三百六十度、周囲全てから不快な威嚇の叫び声が!
耳と頭が痛くなる声に思わず耳を塞いだ瞬間!
「殺ッチマイナアッ!!」
「「ブギヤアアアアアアッ!!」」
「「始まった!」」
ビュビュビュビュッッ!
左右の胸壁に弓矢がドドドドッ! と刺さる! さらに頭の上をピュピュンッ! と弓矢が通過した!
「「ひゃあっ!」」 私とアルは思わず身をかがめる!
「川向うのオークどもは忘れていい! 正面からくるオークどもを倒すぞ!」 ローレンの檄が飛ぶ!
「「はい!」」
その正面からは!
圧倒的速度で!
黒い塊が!
「「グルアアアアアアアアッ!!」」
ヘルハウンド! 圧倒的速度で!
オークやオーガーを置き去りに! 第一次防衛ラインに迫る!
「な、何匹!?」
「じ、十以上!?」
早すぎてっ!
「フン! 今だ! 『伏したる地精霊よ! 解放せよ!』」
嫌味男の声に、土人形の前にある草原が四ヶ所! 波打ち始めたら、土の下から!
ファラルリザードが! 八匹飛び出した!
「「グルアアアッ!?」」
突然の出現! 一足飛びの距離!
驚き、真上や左右に飛び上がるヘルハウンドたち!
「「ゴアアアアアアッ!」」
ファラルリザードが!
射程内に入ったヘルハウンドを獲物と認識!
三メートルもの巨体とは思えないほどの速さで、突進!
瞬間的に怯んだヘルハウンドに組み付き、もんどりうつ!
「「ガルルルルッ!!」」
どっちのうなり声かも分からない!
でも巨大なリザードがヘルハウンドの首に咬みつき押し倒している!
「よし!」
弟が握り拳を作る! ファラルリザードを利用しようっていう弟の作戦が当たった!
ヘルハウンドが五匹、ファラルリザードに咬みつかれ押し倒されてもんどりうっている!
他にも三匹のヘルハウンドがリザードと対峙し、炎の息を吐き出している!
でも三匹のヘルハウンドがリザードの罠を抜け第一次防衛ラインに!
「「グルルアアッ!!」」
「『地精霊よ、突進を食い止めよ!』」
弟の命令で地精霊の人形たちが棍棒を構えた! 迫りくるヘルハウンドに棍棒を振り回す!
「グルルアアアッ!!」
振り回される棍棒をかいくぐり、腕に咬みつくヘルハウンド!
土人形だから腕が壊れる!?
と思いきや、蔓草で補強されたボディは咬み千切れず!
土人形はそのままヘルハウンドを体全体で抱え込んで倒れこむ!
三匹とも捕まえた! 捕まりながらも炎のブレスを吐き出すヘルハウンドたち!
辺りが赤く染まる!
「今だ! 射てええええ!」
「「おらあああ!!」」
「「やあああ!!」」
砦前のケンタウロスの戦士たちと砦にいる者たちで、一斉に矢を放つ!
ドスドスドスッと土人形ごとヘルハウンドに矢が刺さり、何度も吐き出されていたヘルハウンドの炎のブレスが止まる!
「よし! ヘルハウンドは倒した!」
「「ブギイイイイイイイイッッ!」」
と遅れて鈍足のオークとオーガーが! 土煙を上げながら迫って来る!
「「グオオオオオッ!!」」
うわああ、野太い雄たけびと共にオーガーが!
ヘルハウンドに食らいついたファラルリザードを!
棍棒でヘルハウンドごとボコボコに! ひ、酷い!
単体で潜んでいたファラルリザードがオークに咬みつくも、他のオークがボコボコにして!
ファラルリザードの罠地帯を十数体のオークが抜けた!
「「ブギイイイイイイイイッッ!」」
「ひゃああっ!」
何て雄叫び!?
血糊でベトベトに濡れた棍棒を舐めながら!
嗤いながら! 満面の笑みで叫ぶ!
「「ブギヤーーーハハハハハーーッッ!!」」
「「ゲアアーーーハハハハハハハハッ!!」」
「ひゃあああっ!」
こ、興奮っ!? 狂乱!? 熱狂!?
リザードやヘルハウンドの血を浴びたから!?
腹の奥底から轟く、野太い嬌声が!
怖いっ! 怖いっ! 狂気が!
「シスッ! 怖い!」 怯えるアル!
「だ、大丈夫! 皆いる! コークリットさんが、いる!」
そう励ますけれど!
「「ひゃああっ!」」
「「うわああああんん!」」
アルも子供たちも震え、泣く!
「「ブギヤアアーーーーッッ!!」」
ドドドドドドッ!!
重そうな巨体たちが! 喜色満面!
ニンマリ顔で!
嗤いながら突進!
ひゃああっ! 何で喜んで!? こ、来ないでええっ!!
恐怖を感じたその時!
ズンッ! バスンッ!
ドスンッ! バキッ!
最前列を走っていたオークとオーガー数匹が!
地面の中に突然落ちた!
「「ブギヤアァアッッ!?」」
「「ゴアァアアアッ!?」」
歓喜とは異なる悲鳴の絶叫!
胸から下が大地に埋まるオークの絶叫! 腰から埋まるオーガーの絶叫!
落とし穴だ! 見事に嵌まった!
でもただの落とし穴じゃないの!
そのオークとオーガーにつまずいた後続が! 顔面から地面に!
ズボッ! バキッ!
逆さまになった格好で地面に半分埋まる!
「「ブギイイアアアアッ!!」」
「「グギャアアアアーーッ!!」」
落とし穴に落ちたオークやオーガーが痛みで叫ぶ!
顔面から落ちた者たちは叫びながら穴から這い出ると、目や鼻、頬に葦で作った串が刺さりまくってっ!!
足から落ちた者たちも、足が串刺しになっているの!
「「グギャアアアアーーッ!!」」
「「わはははっ!」」 ケンタウロスの戦士たちが笑う!
「掛かってこいや! まだまだ落とし穴はたくさんあるがな!」 ハルさんが挑発する!
「「ブギイイイイイイイイッッ!!」」
落とし穴に落ちた者たちの後ろで、オークやオーガーたちが怒り叫ぶ!
耳を破るような圧倒的な叫び!
「「うわああああんん!」」 恐怖する子供たち!
「気をしっかり持て! 雄叫びに気圧されるな! 奴らも不死身じゃない! 倒せる敵だ!」
「そう! 見ていろ!」
弟と嫌味男が矢を射る!
その矢には赤いトカゲが掴まっていて!
矢がオークたちの近くに刺さると、次の瞬間にはトカゲが炎を吐いた!
ボボボオオオッ!! ボボボオオオッ!!
「「ブギャアアアッッ!」」
動けないオークたちは次々に炎に包まれる! 痛みと炎で暴れるオーク!
「見ろ! 倒せるんだ!」
「邪魔ダアアッ!」「ボケガッ!!」
ああ、後ろの無事なオークが!
火に包まれたオークたちを蹴り倒し、あるいは炎の盾にして!
火トカゲを殴り倒す! 何て奴らなの!? ケガをした仲間を盾にするなんて!
「「ブゴオオオオッッ!!」」
無事なオークたちは地面を棍棒で叩きながらやってくる! 凄い振動!
幾つかの落とし穴は見破られ、突破される!
でも、これでいい! 少しでも奴らの突進が弱まれば成功!
奴らの足止めが重要で、数とパワーで一気呵成に来られることを防ぎたいってコークリットさんが!
と突然、川向こうのオークたちが叫ぶ! 一斉の絶叫!
「「ブギイイイイイイイイッッ!!」」
「「うわああああっ!」」
空間がビリビリ震える! 子供たちは耳を押さえて泣く!
「「ブギイイイイイイイイッッ!!」」
仲間がやられたこと、暴れられないことに川向こうのオークたちが怒り、矢を放つ!
「「うおお!?」」
慌ててC字型の壁に隠れるハルさんたち!
「「きゃああ!」」
砦にもビュンビュン飛び交い、壁に刺さる!
「ムガアアアッ!!」
イラつき怒った川向うのオーガーがドスドス走るとジャンプして!
葦の原を半分以上飛び越えた!
途端にファラルリザードが集まってきて!
でも襲われる前に川へ飛び込んだ!
川は深いところで三メートルくらいあるけれど、オーガーなら胸くらいで! 余裕だ!
「川を渡ってこっちにやってくる気だ!」
「マズイわ!」
それを真似したオーク数匹が葦の原を飛び越えて!
ファラルリザードにやられる者もいるけれど、川に到達する者も!
マズイマズイ!
「させるか! 『水精霊よ、顔にまとわりつけ!』」
嫌味男の命令に、川の水が盛り上がると顔にまとわりついた!
「ガボッ!? ゴボボッ!!」
「『オークの顔にもまとわりつけ!』」
「「ブボッ! ブボブボッ!?」」
四匹のオークとオーガーが! 川の中でもがき苦しむ!
「くたばれ!」
しばらくもがき苦しむと、ぶくぶくと沈んで行って……
四匹のオークとオーガーはうつぶせのままぷかーっと浮かんだ!
「「よし!」」
「「ブギイイイイイイイイッッ!!」」
これなら大丈夫だ! そう思っていたら!
落とし穴を突破したオークたちが! ついにハルさんたちの元に! 十匹以上いる!
「ぶらあっ! エル、エム! 俺に続け!」
「「おうっ!!」」
槍を装備したハルさんが駆け出すと、エル、エム兄弟も飛び出す!
それを見たオークの一匹が!
「ブギイイイイッッ!!」
棍棒を振りかぶって!
ジャンプ一番、飛びかかってきた! 何て跳躍!
「ぶらあっ!!」
ドドドドッ! 目にも止まらぬ速さでハルさんは刺突!
走りながらなのに! ハルさんの槍は、オークの両目、喉、心臓を正確に貫く!
「ッッ!!」
「エル、エム! 常に動いて横撃! 奴らの機動力を奪って孤立した者を討て!」
「「おうっ!!」」
ハルさんたちは走り周りながら、機動力と攻撃範囲の長さを生かし、駆け抜け様にオークやオーガーの足を刺突する!
エルさんとエムさんも足を狙う!
「「ヌガアアアッ!!」」
ハルさんを挟み討とうとオークとオーガーが!
でもハルさんは、僅かに近いオークを先に攻撃!
両目をつぶすとそのままオークに突撃して蹴り飛ばし、オーガーから離れていく! 上手い!
躱すだけじゃない! 突破も! ケンタウロス強い!
「「うりゃあっ!」」
「「ブギャギャッ!!」」
エルさんとエムさんも息の合った攻撃! 機動力を奪い、動けなくなったところでとどめ!
あっという間に七匹ものオークたちを討伐する!
「「強い!!」」
ケンタウロス強い! コークリットさんの陰で分からなかったけれど、本当に強い!
足を引きずりながら逃げていくオークとオーガーを、ハルさんたちは深追いせずC型の壁に戻る。
「オドキッ! 情ケナイネエッ! コレダカラボンクラ共ハ!」
ドスドスドスッとあのボスオークが!
手には私の頭ほどの岩を持ってる!?
あ、あれを投げる気!? で、でも大したことは……?
砦もC型の壁も、葦を補強の筋として作った土壁だもの! 特に砦は厚みを五十センチにした特注だし、そう簡単にはダメージを食わないはずよ!
「岩ヲ探シテ持ッテ来ナッ!! ソコラ辺ニ埋マッテルヨッ!!」
ボスオークはそういうと、岩を持った左手を前に半身に!
棍棒を持った右手を大きく振りかぶった!
「「あれは!」」
「「もしや!」」
「「打つのかっ!?」」
「ヴリャアアアアッ!!」
ゴキンッ!!
ズゴンッッッ!!
「「きゃあっ!」」「「うおお!?」」
甲高い音とほぼ同時にっっ! 振動が砦に走ったっっ!
はわあっっ! 何今の!?
ど、どこに当たった!?
「あっ! あそこ! 胸壁のところ!」
「あっ!」
胸壁が! 凸のところが! 半分以上ひしゃげて! そんな馬鹿な!
「両手ノ方ガイイネッ! サア、岩ヲ渡シナッ!」
ボスオークは岩を軽くトスすると両手で棍棒を構え!
左足をあげるとっ!
踏み込んでっ!
ゴキンッ!
ドゴオッ!
「「きゃああっ!」」
「「うおおっ!?」」
「「か、貫通した!?」」
そ、そんな! 砦に風穴が空いて!
こ、子供なら通れるくらいの穴が空いてっ!
「ブッヒャッヒャッヒャッ! 案外、脆イネエッ! バンバン持ッテ来ナッ! 棍棒の奴ハ、打ツンダヨッ!」
「「ブヒッ!」」
あああっ! マズイマズイマズイ!! どんどん岩を集めてる!
「うわああん! 怖いようお母さん!」
「砦が壊れちゃうよう!」
ケンタウロスの子供たちが怯えて泣き叫ぶ! マズイマズイ!!
「クッ! こうなったら補強と穴埋めだ! 慌てている暇などないぞ!」
「姉さん! アル! 壁を二重化しよう!」
「「わわ、分かった!」」
修復と補強を開始したのも束の間!
ゴキンッ! ドゴオォッ!!
ゴキンッ! ボガアァッ!!
「「ひゃああっ!!」」
「「うわああ!!」」
振動が! 砦が四方八方から揺れて!
正面のうち、一発は貫通するの! ボスオークの一撃だわ!
嘘でしょ!? 何てパワーッ!?
ゴキンッ! ガキンッ! ゴキンッ!
ドゴオォッ! バコオォッ! ボガアァッ!
「「きゃああああ!」」
左右からの岩も貫通する!
オーガーの打った岩だ! 近い分、威力が弱くならず貫通するんだ!
ドゴオォッ! ドゴオォッ!
「「うわああああんん!」」
「身を小さく! 伏せて!」
私は叫ぶ!
ドゴオォッ! ドゴオォッ!
「クソッ! このままじゃ、壊れるぞ!」 嫌味男が叫ぶ!
「砦の修復が間に合わない!」 弟も!
ドゴオォッ! ドゴオォッ! 振動が四方八方から!
砦の内側からでも分かる、へこんで内側に盛り上がって来る石の跡!
ボロボロパラパラと砦の破片が!
骨組みである茎部分がぶつ切りになって!
「ブッヒャッヒャッヒャッ! ボコボコニナッテ来タネェッ!」
ゴキンッ! ゴキンッ!
け、形勢が! 逆転した!?
まさかこんな方法が!
「サア着イテオイデ! 少シズツ前進ダヨ!」
「「ブヒッ!!」」
ああっ、穴から見える! ボスオークたちが近づいて来た!
川向こうのオークやオーガーに石を打たせて!
正面のボスオークたちが、ニヤニヤしながら!
砦の外ではハルさんたちが!
「距離を詰められたら、外側もマズイ!」 ハルさんが叫ぶ!「そうなる前に! 元を断つしかない!」
「「おうっ!!」」
「うって出るぞ!」
「「おうっ!!」」
ええ!?
砦の向こうでハルさんたちが!
ダメ! さっきの比じゃないほど圧倒的に向こうの方が多いんだよ!?
ハルさんたちは槍を高々と掲げ、いななく!
「行くぞぉっ!」
「「おお!」」
「ダ、ダメ!」
ダメ! ハルさん、ダメ!!
ついにオリンピック開幕!
大きな問題なく進みますように(^人^)
さて、ここまでがキリのいいところで
また1~2ヶ月で書きためて掲載する
予定です
───────────
2021年12月26日
投稿した一話分の小説を広げて
二話に分割してみました。
よろしくどうぞ。




